286 / 368

十二日『PRの日』

 さわ、さわさわ……。  夕食後のくつろぎタイム、晴日は信周に寄りかかり手の指を絡めたり、太ももを触ったり。信周はテレビよりも晴日の行動が気になって仕方がない。  ――珍しいな、何のアピール?  ちょっと期待して服の下から手を差し込んでみると、いつものように逃げたりせずに潤んだ目で見つめ返してくる。 「……ねぇ、しよ?」  信周に跨った晴日がぐっと体を密着させ、唇を求める。

ともだちにシェアしよう!