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二十八日『猫と人の日』
ケーキ屋の裏で生まれた子猫たち。ついさっき、最後の一匹の引き取りが決まった。小さな女の子の腕に大人しく抱かれた子猫を、晴日は店長と一緒に見送った。
「よかったですね、みんないい飼い主が見つかって」
「本当だね」
嬉しい気持ちと寂しい気持ちが入り混じる。晴日は飼い主募集のポスターを外しにドアへ向かった。
【参照◇十一月六日『お見合い記念日』】
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