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七日『クリスマスツリーの日』
街に明かりが灯り始め、あちこちにリスマスツリーが飾られている。少しだけ時間を作って、晴日はみつるに会いに来ていた。気のすすまない信周も一緒だ。
「のぶちかにいちゃん、おててつなご? はるにいちゃんも」
ゴールデンウイークに会ったときよりも、ちょっとだけ大きくなったみつるを真ん中に手を繋ぐ。みつるは信周と晴日の間で飛び上がったり、ぷらんとぶら下がったり。晴日がいいことを思いついた。
「みっくん、しっかり手握っててよ。せぇのでジャンプしてね、いくよ、せぇのっ」
晴日は信周と一緒にみつるの体を吊り上げた。みつるの体が高く持ち上がる。
「うわあい、もっと。ねえ、もっとやって」
みつるは大喜びだ。
「せぇのっ」
「きゃははは」
大きなツリーをバックにみつるの笑い声が響く。
【参照◇十二月六日『姉の日』】
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