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十日『いつでもニットの日』

「あ」  ハンバーグのソースが垂れた。信周はすぐにティッシュを晴日に手渡す。 「ほら」 「ありがと」  晴日が着ているのは信周の縮んだニット。 「なあ、何でそんなにこぼすの?」 「そんなのわかんないよぉ」    お気に入りの部屋着はもうシミがいっぱい付いている。   【参照◇二月十日『ニットの日』】

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