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第4話 朝のお勤め②※
ブッ……! ブッ! ブブブッ~~~~ッッ……!!!
犬の尻尾型のアナルプラグを外されたとたん、瀬名の尻穴から飛び出した派手な放屁音に、男たちはゲラゲラ笑う。
「相変わらずみっともないなぁ~」
「一秒もガマンできないのか?」
(うっ……! うぅっ……!)
一面ガラス張りの窓から、眩しい朝の光が差し込むミーティングルーム。
赤い絨毯張りの部屋の真ん中に、キャスター式の透明なボックスが置かれている。
人ひとり立って入ることができる、公衆電話ボックスほどの大きさのボックスの中には、白い「おまる」が入っていた。
ネクタイを外され、銀光りするコックリングを嵌められたチンポをプルプルさせながら、「おまる」に跨がる瀬名。
立ち耳のカチューシャを外され、かわりに付けられたノーズフック。
フックから伸びたゴムチューブが、額からぐるりと後頭部を回り、首輪の穴に金具で連結されている。
乳首ピアスからチンポのピアスまで伸びたチェーン。
「豚」と書かれた鈴付きの白いフラッグが、ガマン汁の滲み出る亀頭にぶっ刺さっている。
「クソさせてもらうときはなんてお願いするんだ?」
「いまのおまえは豚だからな。豚のことばでいえよ」
窓際に設置されたコの字型のデスクの椅子にふんぞり返り、朝のコーヒーを優雅に飲みながら命令を下す重役たち。
臭いが漏れぬよう密閉されたボックスの中、両手を頭の後ろで組んだガニ股ポーズでふんばった瀬名は、
「ブッ! ブヒッ! ブヒヒヒィッッ……!」
涙を浮かべながらけんめいに鼻を鳴らす。
脂汗と鼻水とよだれでグチャグチャになった苦悶の表情。
「あ? 聞こえないぞ。もっと大きな声で鳴いてみせろ、メス豚!」
……ブッ! ブッ! ブブブゥ―ッッ……!
瀬名のアナルから響く、我慢の限界を伝えるおならの音。
「ケツで答えてんじゃねぇぞ! ブタ野郎!」
「ちゃんと上の口で答えろ!」
「……ブッ! ブヒッ……! ブヒッ! ブヒッ……イ――――ッ……!」
男たちの許可が下りるより早く、決壊してしまった排泄物がほとばしる。
「あっ、もう漏らしやがった!」
「まだクソしていいとは言っていないぞ!」
「ブッ……ブヒッ……ヒィッ……!」
ブリュッ、ブリュッと飛び散る便に、なすすべもなくふるえる瀬名。
ほとんど水に近いそれを出しきったあと、
「ブヒィッ……ヒッ、ヒッ……」
涙で濡れた目をつむり、ガマンできなかった粗相を詫びるように深々と頭を下げる。
「まったく」
「話にならんな」
「今日はどんな仕置きをしますかね」
「まずは浣腸追加だ。おい、グリセリン1000」
「承知しました」
面接のときにいた部下の若い男が、ミーティングルームの隅にあるカーテンで仕切られた責め道具置き場から、ポンプ式のグリセリン容器を持ってくる。
「うっ、くっせ!」
透明ボックスの扉を開いた部下は、ビニール手袋を嵌めた手で鼻をつまみ、
「ケツを突き出せ、豚野郎。腹のなかのもんを全部出すんだ」
と命じる。
「うっ……ぶぅぅっ……!」
ボックスの壁に両手を突き、いわれたとおりにする。
ズブッ、と尻穴に突っ込まれる透明なノズル。
一気に抽入されていくグリセリン液に、瀬名の腹がボテッと膨れあがる。
「まるでカエルだな」
「見てくださいあの顔。鼻水とよだれまみれだ」
「チンポは相変わらずギンギンですよ」
「浣腸で感じてるんでしょう」
「まったくどうしようもないヘンタイ豚だ」
「これが終わったらションベンシャワーで洗ってやりますか」
グルルル~~~! と鳴り響く腹の音。
チンポにぶっ刺さった「豚」フラッグの鈴が、倒錯した欲望にチリンチリン揺れる。
「ほら、無様にクソ漏らせ、マゾ豚っ!」
ズボッとノズルが引き抜かれ、ボックスの扉が勢いよく締まる。
「ブッ! ブヒッ! ブヒヒヒィィッッ……!」
コーヒーを飲みながら談笑する重役たちから離れた見世物ボックスの中で、瀬名はみじめきわまりない今日二回目の脱糞をした。
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