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第5話 朝のお勤め③※
「うわっ、ションベンくせぇ~」
重役たちが去ったあとの朝のミーティングルーム。
透明な見世物ボックスの中、ケツを天井に向かって突き出し、「おまる」を抱えこんでいた瀬名から漂うアンモニア臭に、若い部下の男は顔をしかめる。
「マジ人間便器だな、こいつ」
尻穴に突き刺さったステンレス製の大きな漏斗。
重役全員に注ぎこまれた大量の小便が、尻のナカから、ブゴッ、ブゴッ、と逆流してくる。
「うっ、ぐうううっ……!」
地鳴りのように鳴り響く瀬名のボテ腹。
チンポに突き刺さった「豚」フラッグの先端に付いた鈴が、左右にチリンチリン揺れる。
「いちど洗わねぇと仕事にならないな。手間かけやがって」
見世物ボックスのドアを閉め、キャスターのストッパーを外した部下は、両サイドに取り付けられた持ち手のバーを持ち、ガラガラと移動する。
廊下の突き当りにある、給湯室の横のトイレには、簡易的なシャワールームが備えつけられていた。
ボックスから出され、シャワールームの床に転がされた瀬名は、冷水シャワーを浴びせられる。
「ヒッ……! ぎっ! イィッ……!」
トイレ掃除用のデッキブラシで全身を乱暴にこすられ、洗われる。
「おまる洗ってキレイにしてから出て来い。わかったな?」
「は……はい……」
大小便で汚れたボックスの中を雑巾で磨き上げ、トイレに便を流してブラシで磨いたおまるをその中に置き、廊下で待っていた部下のもとにボックスを押して戻る。
「そ……掃除、終わりました」
床に頭をこすりつけ、土下座する。
「よし。舐めろ」
「は……はい……」
ボックスを開けた瀬名は、おまるの中に顔を突っ込み、「……ンッ……ふっ……ウゥッ……ンッ……!」と舌を突き出して白い陶器を舐める。
便が残っていた場合は舌でそぎ取らなければならない。
「むっ……うぅっ……!」
縁裏にあった便に気付いた瀬名は、
「ケツマンコ奴隷の汚いク……クソが……残ってましたぁっ!」
顔を真っ赤にして報告する。
「きちんとキレイにしろと言っただろ」
ドカッ、と瀬名の尻を蹴りあげる部下。
「もっ、申し訳ありませんっ! いっ、いますぐ舌ブラシで掃除させていただきますぅっ!」
震える舌を縁裏に伸ばし、便を舐め取る。
「……ぐっ……! うっ! うぅっ……!」
トイレに来た重役が、
「ははっ、便所が便所掃除中か」
床に這いつくばり、おまるを舐める瀬名を見て笑う。
「すみずみまで磨いておけよ。おまえはそこにしかクソできないんだからな」
「は……はひっ……!」
「おっと――もうこんな時間か。急がないと。……ここでションベンしちまうか」
腕時計を見た重役は、スラックスの前を開け、瀬名の抱えていたおまるめがけ、放尿する。
「……アッ!? アァァァッッ……!」
ビシャッ、ビシャビシャッ、と白い陶器をはじき、顔面に降り注ぐ小便に、瀬名は目をつむる。
「これでクソが舐めやすくなっただろう」
チャックを閉めた重役は、「それもちゃんと掃除しておけよ」と言い残し、去っていく。
(こ……こんなに……)
「どうした。早く掃除しろ」
部下が瀬名の首輪を引っぱって催促する。
「は、はいっ……」
覚悟を決めた瀬名は、おまるの縁に溜まった尿に口をつける。
もわんっ、とたちのぼる臭気が鼻をつき、えづきそうになるのをけんめいにこらえながら重役の尿を舐める瀬名。
肉便器係になって一週間。
瀬名は、重役たちの精液と排せつ物を飲まされ続けていた。
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