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第6話 朝のお勤め④※

    ――瀬名に課せられた次の任務は、重役たちの部屋に郵便物を届けることだった。 「ぐっ……! うぅぅぅぅっっ……!!!」 「どうした。早く進めよ」  埃くさい資料室の前の廊下。  ノーズフックとチンポの「豚」フラッグを外され、ほっとしたのも束の間――乳首と亀頭のピアスに三点リードをつけられ、背中に跨った部下に、馬車馬のようにリードを引かれる。  瀬名のチンポとタマ袋は麻縄で締め上げられ、縄の先は、郵便物が入ったキャスター付きの木箱につながっていた。 (うっ……! くっ……!)  成人男性ひとりを背中に乗せ、チンポで木箱を引っぱって進むのは、屈強な瀬名にとってもかなりの力がいった。  前に一歩出たとたん、木箱の重みでチンポが伸び、「ぶっ! ごぉぉぉっ!」と目から火花が飛び散りそうな痛みに襲われる。 「ドナドナドーナ♪ とっとと進むんだよ、バカ馬!」  アナルから垂れ下がった、馬のしっぽのようなフサフサの毛。  部下は、しっぽにつながったアナルバイブのリモコンのスイッチを入れる。 「むっ……!? おっ……? おっ! ほっ、おおんっ……♡」  前立腺を容赦なく抉るバイブの振動に、瀬名のチンポがブルブル揺れる。  バイブを入れるとき注ぎ込まれた媚薬効果のあるローションが、体内をかけめぐっていく。 (おっ……! 勃起チンポッ! イッ、イきたいっ!)  コックリングで拘束されたチンポの根もとが、せり上がってきた精子でパンパンに膨らむ。  コックリングの上に結ばれた、『肉便器係』とマジックでデカデカ書かれたストライプのネクタイ。  『肉便器係』である瀬名のネクタイは、常にチンポにつける決まりとなっていた。 「勝手にとまるんじゃねぇ!」  部下の男が、瀬名の尻をベチーン! と平手で叩く。 「はっ、はいっ……!」  チンポとタマ袋に縄でつなげられた郵便箱を引きずりながら、瀬名は廊下を這って進む。  通りかかった重役が、「チンポからマゾ汁垂れてるぞ。あとで掃除しておけよ」と声をかける。 「はっ、はいっ! 承知いたしましたぁっ……!」  赤い絨毯に点々と染みを作る、瀬名のチンポ汁。    たった数メートル先の一人目の重役の部屋にたどりついたときにはもう、全身から大量の汗が噴き出ていた。  瀬名の背中から降りた部下が、部屋のドアをノックする。  扉が開き、四つん這いで部屋に入った瀬名は、 「お、おはようございます~」  明るく挨拶する。 「ケ、ケツマンコ郵便のっ、お届けですぅっ♡」  プリプリケツを振りながら、高級感のあるデスクのチェアーに座っている重役のもとに進む。  チンポに縄で連結された木箱が、ギッ、ギギーッと軋みながら重役の前でとまる。 「お仕事お疲れ様ですっ! おっ、お手数ですが、こちらの①の棚からお手紙をお取りくださいませっ!」  木箱の中は8つに区切られており、それぞれの重役の郵便物が入っている。  立ち上がり、郵便物を受け取った重役は、瀬名の股の下の絨毯にできた黒い染みに目をとめる。 「ん? なんだこの染みは?」 「あっ……!」  さっと青ざめた瀬名は、 「……もっ、申し訳ありませんっ! 肉便器係ッ、せっ、瀬名のっ、ドマゾクリチンポ汁ですっ!」  と床に頭をこすりつける。  ――瀬名の名前、弦希(げんき)が「べんき」に響きが似ていることから、瀬名は、「瀬名べんき」と名乗るよう命じられていた。 「ワシの部屋を汚しおって!」 「もっ、申し訳ありませんっ、いっ、いますぐっ、舌掃除させていただきますっ」  床にできた染みを舐める瀬名。  テーブルの脇に置いていた乗馬鞭を手にした重役が、 「クソマゾ汁を垂らした罰だ!」  瀬名の尻めがけ、鞭を勢いよく振り下ろす。 「……ひっ! いっ! いぃっ……!」  赤い蚯蚓腫れが、瀬名の尻に次々生まれていく。  乳首とチンポにつながった三点リードを部下から受け取った重役は、リードを引きながら、瀬名のタマ袋めがけ鞭を落とす。 「ぎっ! いっ! いぃ―――――ッッ!!!」  瀬名のチンポからガマン汁がほとばしる。 「このドマゾが! また汚い汁をこぼしやがって!」 「もっ、申し訳っ……! あっ! あぁっ……! おっ、ほっ、おおっ……んっ♡」  打たれながら、コックリングでせきとめられたチンポをブルンブルン揺らす瀬名。   (いっ、痛いのッ……ぎもぢいいッ……♡)  倒錯した性のよろこびに三点リードで引かれる乳首とチンポがギンギンに勃起する。    瀬名は、天性のザ・ドMだった。    

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