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第13話  肉便器反省会②※

 グルッ……ギュ~! グルルルルッ……!  逆立ち歩きする瀬名の腹から、悲鳴のような腹下し音が鳴り響く。  脂汗まみれになりながら、手で這い、窓際を何度も何度も往復させられる瀬名。   「おっ、おぉっ、ぐっ、うっ、うっ!」    瀬名の足首を持って先導する重役が、ぶらんぶらん揺れる瀬名のチンポを、 「ははっ。象の鼻みたいになってんな」  おかしそうに笑う。 「先走りの汁、すごい垂れてきてんぞ? 床に染みができてるじゃねーか」 「あっ、はっ……もっ、申し訳ありませっ……!」    全身に回ったアルコールに半ば朦朧(もうろう)としながら、押し寄せる便意と闘っていた瀬名はとうとう、 「にっ、肉便器係ッ、瀬名べんきっ! うっ、うんこが漏れそうですっ! おっ、おしっこもっ! アァッ……! お願いですっ! 出させてくださいっ!」  と哀願する。 「おいおい、せっかく飲ませてやった酒をもう出すつもりか?」 「もっとしっかり味わえ」 「こっ、氷でおなかが冷えてッ……! ごめんなさいっ! おっ、おしっこっ! でちゃうッ……!」  揺れるチンポから、黄色い小便が、チョロッ、と漏れる。  それを見た重役が、空になったペットボトルの口を瀬名のチンポにあてがう。  ジョロッ、ジョロ―ッ、とペットボトルの中に落ちていく小便。  透明なボトルの中に溜まる真っ黄色な液体に、 「相変わらずのアンモニア臭だな」 「どんだけ出るんだ。チンポのネジがゆるんでるんじゃないか?」  とあきれる重役たち。 「あっ、もっ、もっ……ぜっ、ぜんぶっ……でまっ、ひっ、たっ……!」  チョロッ、チョロッ、と残りカスのような尿を垂らした瀬名は、 「おっ、お願いですっ、クッ、クソもっ! 出させてくださいっ……! もっ、おっ、おなかが破裂しそうなんですぅっ!」  と必死で追いすがる。  ウィスキーの瓶でせき止められた尻穴の奥で、ブゴッ、ブホッ、と大砲のような屁の音が鳴り響く。 「ケツも臭いな」 「屁が漏れてきてるんでしょう。まったく――しかたないな。いつものボックスを持ってこい」  部下がミーティングルームの隅に設けられた仕切りカーテンの向こうから、透明な見世物ボックスを運んでくる。  電話ボックスほどの大きさの可動式の箱の中には、白いおまるが入っていた。  瀬名をそのボックスの前まで連れていった重役は、 「しゃがみこんでこのボックスの周りを100周しろ。手を頭の後ろで組んだアヒルポーズだ。100周できたらクソさせてやる」  と命じる。 「周りながら、無礼を詫びて『クソさせてください』とお願いしろ。誠意を感じられないようだったら追加で歩かせるからな」 「うっ、はっ、はいっ……」  床に膝を突いた瀬名は、脚を開き、手を頭の後ろで組む。  尻穴に突っ込まれたウィスキーの瓶が、股のあいだから顔をのぞかせる。  ひょこっ、ひょこっ、と脚を前に出し、あひる歩きで進みだした瀬名は、 「さっ、さきほどはっ、ほっ、ほんとうに申し訳ありませんでしたっ! いっ、いただいたウィスキーッ、おなかのなかでジンジンしてッ! おっ、もっ、クッ、クソがでそうですっ! おっ、おならブーブーとまらなくてっ! 臭くてごめんなさぁっ――いっ……!」  みじめな口上を述べる。    苦行のような意味のないあひる歩きを続ける瀬名を横目に、テーブルに用意されたつまみを食べ、ビールを飲みはじめる重役たち。 「フーッ、仕事のあとのビールは美味い!」 「こっちに日本酒もありますよ」 「するめいかと日本酒なんて最高ですな」  はははっ、と談笑しはじめる重役たちの前で、 「うっ、うんこっ、うんこがしたいッ……! お願いひまひゅっ! うんこっ! させてくださいっ……!」  あまりの苦しさに白目を剥きながら、見世物ボックスの周りを延々とあひる歩きさせられる瀬名。  揺れるチンポから垂れるガマン汁が、カーペットに黒い染みを点々とつける。  ――30分後。  見世物ボックスのなかで、白いおまるを跨ぎ、ガニ股になった瀬名は、 「こっ、これからっ、クソ出させていただきますっ……! そっ、そのあとっ、グリセリン浣腸で腹のなかをからっぽにしっ、みなさまのおチンポにご奉仕させていただきますッ! 1ヶ月かけて仕上げた肉便器のこきすておまんこ穴ッ! どうかたっぷりご堪能くださいませぇっ……!」  命じられた口上を叫ぶ。  疲れきった脚のふるえがガクガクとまらない。  ボックスのなかにゴム手袋をして入った部下が、瀬名の尻穴に貼りつけられたガムテープを剥がし、ウィスキーの瓶をズボッと抜き取り、素早くボックスを出て扉を閉める。  ブボ――――ッ! という大きな放屁のあと、決壊した便が、おまるの中に落ちる。 「おっ……! ほっ! おっ、おぉっ……んっ……!」  便を漏らしながら、振り回したチンポから精液をプシャーッと飛ばす瀬名。 「ははっ。クソ漏らしながらイッてるのか?」 「とんでもない肉便器が仕上がりましたな」 「アッ、アヒッ……アッ、うっ、うんこ漏らしながらっ! ヘンタイケツアクメとまりまひぇんっ……♡ おっ、ほっ、イッ、イグッ♡ クリチンポ汁ッ! でるぅッ!」    透明なボックスの壁にブシャーッと飛び散るザーメン。  うんこしながら射精するドマゾ奴隷の姿を(さかな)に重役たちは楽しそうに酒を呑む。 「見てください、あのひどいアへ顔」 「目ん玉がひっくり返ってますな」 「鼻水がぷらんぷらん垂れて」 「ボックスのなかは臭いでしょうな~」 「あれで射精できるとは、正真正銘のドマゾになり下がりましたね」  ブッ! ブッ、ブリッ! ブリブリィッ……!  おならと脱糞の音が、ボックスにこだまする。   「おや……またションベンしはじめましたよ」  ザーメンの途切れたチンポから、噴水のように飛び出した小便。 「あっ! あへっ! おっ、おしっこも出ちゃったぁっ♡ おっ、おまるからこぼれてっ、ごめんなひゃいっ!」  ボックスの床にボトボトこぼれる尿が、爪先立ちする瀬名の足裏まで流れてくる。 「汚いな」 「人間便器そのものだな」 「おい、いつまでクソするつもりだぁ?」 「ごっ、ごめんなさいっ! まっ、まだっ、でますぅ―っ!」  ブッ、ブ――ッ! という派手な放屁音がボックスのなかに鳴り響く。  太く長い一本便が、尻のあいだからムニュッ、ムニュッ、と顔をのぞかせ、瀬名は、「くっ! うっ! 便秘うんこっ! でっ、でまひゅっ!」とガニ股で反り返る。  20センチはある便が切れて落ち、そのあとコロコロした丸い便が、ボトッ、ボトッ、と尻穴から飛び出す。 「ぜっ、ぜんぶっ、出ましっ……たぁっ……!」  汚れたケツ穴をヒクヒクさせながら、申告する瀬名。   「よし、次はグリセリン浣腸だ」  グリセリン液をタンクに用意していた部下が、見世物ボックスの扉を開け、瀬名の尻穴にノズルを突っ込む。 「……おっ! おっ、おぉぉっ! う――――ッ!」  ものすごい勢いで注ぎ込まれるグリセリンに、ボコッ、ボコッ、と動く瀬名の腹。 「ほら、イッキ! イッキ!」  重役たちの手拍子とともに、注入されたグリセリンの量はなんと2000にもなった。  ノズルが抜かれた瞬間、水のようなグリセリン混じりの腸液が、ビシャ―ッ! と飛び出す。 「いっ! いだいっ! 死ぬッ! もうっ! 死んじゃうッ……!」  真っ赤に爛れた尻穴から噴出するグリセリン液。  それでも瀬名のチンポは青筋を立てながらギンギンに勃起し続ける。 (もっ、もぉっ……痛いのにっ……きもぢいいっ……♡)  プシャーッ、とチンポから噴き出すメスイキ潮。 「また出しやがった」 「ほんとうに反省してるのか? 肉便器野郎」 「はっ、反省っ……反省中ですっ! みなさまのためにっ、おまんこっ、洗浄させていただいてますぅ――――ッ!」  瀬名の表情には、虐げられる性奴隷としてのよろこびがみなぎっていた。  

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