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第14話 オナホの涙①※

 ガラガラガラ~ッ! とスチール製の台車を押し、オフィスの廊下を歩いていく部下。  台車には、素っ裸で荷台に縛りつけられている瀬名の姿があった。  大股開きの両足首を台車の端に縄で括りつけられ、腰の後ろで両手首を縛られている。  腰と股部分に黒いベルトを通されたステンレスの貞操帯ですっぽり覆われたチンポとタマ袋。  股のベルトは真ん中に丸い穴があり、クパッ、クパッ、と息をする金魚の口のようなアナルが丸見えだ。 「……ッ! んっ……! むっ……! んんっ……!」  黒いアイマスクで覆われた目。  ボールギャグをかまされた口から、ダラダラとよだれが落ちる。  リングピアスの穿たれた乳首にぶら下げられた、使用済みコンドーム。  左右合わせて7つになったゴムが、乱暴に動かされる台車の動きに合わせてプラプラ揺れる。 「午前中は次で最後だ」  8人目の重役の部屋に向かう途中、部下は瀬名に言う。 「しっかり肉便器兼オナホ係の任務を務めろよ」  瀬名の左右の尻にマジックで書かれた『こきすておまんこ穴』『ドマゾ奴隷新人特訓お願いします!』の文字。  性奴隷生活も2か月目に突入し、瀬名は、重役たちのオナホを務めるようになっていた。 「失礼しま~す」  コンコンッ、と重役の部屋をノックした部下がドアを開ける。 「お待たせしました。オナホおまんこのお届けで~す♡」 「やっと来たか」  スラックスの前から半勃ちになったペニスを取り出した重役は、デスクの前まで台車で運ばれてきた瀬名に近づき、 「どれどれ。トロトロおまんこにしてもらったかぁ?」  台車に準備されていたステンレス製のアナルスティックを、瀬名のアナルにぶち込む。  事前に注ぎ込まれたローションが、ナカからドプッ、とあふれる。 「ははっ、真っ赤に爛れてるな。さすがに一日16発はキツいか」  ――午前と午後1回ずつ重役に犯される瀬名。  8人を相手にするため、合計16回、ヤられる計算になっていた。 「この肉便器の突き当りはどこだぁ?」  アナルスティックを奥までグリグリねじ込む重役。 (……ッ! ぐっ! いっ! いたいっ! おまんこっ! いたいっ……!)  涙を流す瀬名に、 「うれしすぎて涙が出るか。――チンポ、ザーメン出せずに貞操帯のなかで縮こまってんだもんなぁ?」  へっ、と愉快そうに笑った重役は、 「おい、このオナホの乳首弄ってやれ。そろそろ乳首も本格的に拡張してやらないとだからな」  後ろに立っていた部下に命じる。  台車の後ろ側から手を伸ばした部下は、「こんな感じですかね?」と瀬名の両乳首を親指と人差し指でつまんで引き伸ばす。 「そうそう。グリグリしながら真上につまみあげろ。根もとに刺激を与えてやれ」  グリグリ乳首をこすって、思いきり引き上げる部下。 (……ッ……! ……んっ! ……ゥッ……!) 「よーし。ここに8つめのゴム、ぶら下げてやるぞ」  乳首のリングから垂れた使用済みコンドームをぐいっと引っぱった重役は、口笛を吹きながら自らのペニスにゴムを装着する。 「いくぞ、メス穴肉便器オナホォッ!」  スティックが引き抜かれた穴に、重役のペニスがズブッ、と突っ込まれる。 「――――ッ……! ッ! ……ッ!!!」  バイブの質感とはちがう、ホンモノのペニスに、瀬名は、ボールギャグの隙間から「フッ、オフッ……! ゥッ……!」と苦し気に息を吐く。  ――1ヶ月かけて開発されたアナルをはじめて犯されたのは、先日のWeb会議終了後。  クソをしながら射精する肉便器に堕ちた瀬名を、重役たちはかわるがわる輪姦した。  クソ穴から、主人の欲望に奉仕するこきすて穴へ――。  けしてイかせてもらうことはできない。  会社ではずっと貞操帯を装着され、帰宅後も着けるよう強制される。  鍵をかけられた貞操帯のなかで、ガマン汁にまみれたチンポが『イかせて……! イかせてぇっ……!』と涙を流し続けるような毎日が続いていた。     「フンッ! ウンッ! ウンッ!」  中年太りの太鼓腹を揺らしながら、瀬名のアナルを突く、重役の短小ペニス。 「おら、もっとケツ穴締めんか!」  ベチッ! ベチッ! と尻たぶを叩かれ、コンドームのぶら下げられた乳首ピアスを引っぱられた瀬名は、アイマスクの下で涙を流す。 「そろそろ出すぞぉっ!」  ゴムのなかにピュルピュルと精液を放つ重役。 「ふー。すっきりしたわぃ」  引き抜いたペニスからゴムを抜き取り、 「あとで午後のぶんもまとめて飲ませてやるからな。楽しみにしておけよ」  瀬名の乳首ピアスに括りつける。  左右4つ、合計8つのゴムをぶら下げられた乳首が、部下と重役の指でコリコリッと高速ピストンされる。 (おっ! ほっ! おっ、おぉっ……!) 「ははっ。ケツ穴ヒクヒクしてるな。乳首で感じてやがる」  クパクパとひくつく瀬名の尻穴を見た重役が楽しそうに笑う。 「午後は何回目が空いてる?」 「えっと――6回目ですね」  瀬名の太腿にマジックで書かれた升目(ますめ)付きの予約表を確認した部下が答える。 「よし。じゃあ3時ごろだな」  オナホタイムの制限時間はひとり20分。  20分×8人に犯され続けるオナホ業務は、夕方4時ごろまで続く。  マッキーで瀬名の太腿の予約表に自分の名前を書いた重役は、 「ケツ穴物欲しそうだからこれでも入れとけ」  瀬名の尻穴にマッキーをズブッ、とブッ刺す。 (……おっ! おおっ……!)  油性ペンをずっぽり尻穴に突っ込まれた瀬名の鼻から、鼻水が落ちる。 「もう一本くらいいけるか?」  調子に乗った重役が、自分のデスクのペン立てにあったボールペンを、グリグリねじ込む。 「おっ、全然よゆーだな。んじゃ、もう一本追加~」  マッキーの周りに3本のボールペンを突っ込まれたアナルを、ガムテープで固定される。 「昼休みはこれで過ごせよ」  そのとき、部下の仕事用の携帯電話がブブブと鳴った。 「失礼します」  電話に出た部下は、「はい――はい、わかりました」と用件を聞いてから電話を切る。 「受付から連絡がありまして――この肉便器の会社の人間が訪ねて来たとのことです」 (えっ……?) 「できたら肉便器と会って話をしたいということらしいのですが――どうさせますか?」 「ほう……会社の人間がな――」  台車の上で仰向けになって大股を開き、乳首に使用済みコンドーム、アナルにペンを突っ込まれた瀬名の姿を見た重役は、 「もしいまここに来させたら、どんな反応をするだろうなぁ?」  楽しそうにニヤッと笑う。 (そっ、そんなっ……!? いっ、いやっ……!)  瀬名は、けんめいに首を振る。 「イヤなのか?」  首を大きく縦に振った瀬名に、 「ふん……まぁ、この肉便器プロジェクトは内密だからな。怪しまれても困るし――しかたない。勘弁してやろう」  重役は言う。 「もう昼休みの時間だからな。特別に外出を許可してやるよ。ただし――このままの格好で服を着ていくんだ。わかったな?」 (えっ……?)  戦慄する瀬名の頭上で、昼休憩の開始を告げるチャイムが鳴った。

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