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第22話 犬の犬⑤※
「うわっ!」
「きったね!」
「ションベンか!」
「ちゃんとションベンならションベンと言えよ!」
「くっ、うぅぅぅぅ~~~~ッ……ンッ!」
言いたくとも、犬語以外禁じられている瀬名は、からだをクネクネさせてアピールするしかなかったのだ。
「犬なら足上げてしろよ、バカ犬!」
「アッ……!? ワッ、ワンッ!」
四つん這いになった瀬名が、犬のように片足を上げ、ションベンをする。
シュワワーッ、と湯気を立てながら、会議室の絨毯に落ちていく小便。
「くっせぇションベンだなぁ」
「さっきネロ様の小便飲ませたからな。よけい臭いんだろ」
「すみませんこいつホントしょっちゅうこんな感じでションベン漏らしてるんですよ」
重役たちの小便とザーメンを大量に飲まされている瀬名の腹は常にタプタプなため、少しの刺激で尿が出てしまう。
しかもその成分がほとんど尿と精液のため、ものすごく臭い。
「まだ終わらねぇのか、このションベン垂れ犬!」
「オッ……! クッ! クゥ~ッ! ウゥッ、ンッ……!」
ジョボボボーッ! と出続ける小便が、股のあいだから弧を描いて瀬名の足元に落ちる。
「どうするよ、これ?」
「マスクしてるから舌掃除もさせられねぇからな」
困ったように腕組みする重役たち。
「……あの、どうします? マスク外して掃除させますか?」
「いや――マスクはそのままでいい。ただ、粗相をしたペナルティは与える。……ボディピアスの穴は空いてるか?」
「はい。乳首とチンコに」
「ではボディピアスを嵌めて首輪からチェーンで吊れ。ビンビンに張ってやるんだ」
丸いリングのボディピアスが、乳首と、Tバックからはみでた亀頭に付けられる。
敏感な乳頭と肉を穿たれる痛みに、瀬名はマスクのなかで「んっ……! んごっ!」とむせび泣く。
「じっとしてろ、このションベン野郎!」
手を頭の後ろで組んだ奴隷ポーズをとらされた瀬名は、マスクの目の穴のなかで、じんわりと涙を流す。
リングを引っぱってきちんと嵌まったことを確認する重役。
金色の細いチェーンを持ってきた重役が、首輪の丸カンに留め具を装着し、もう片方のフックを乳首とチンポのピアスに取り付ける。
ピーンッ! と上向きに引っぱられた乳首とチンポに、「ぐっ……! うっ、ぐぅぅぅっ……! いっ、いだっ……!」とえびぞりになって悲鳴を上げる瀬名。
「犬のことばでしゃべろって言ったろ、このバカ犬!」
チェーンに連結した首輪の太い鎖を引っぱられ、
「オッ! クッ、ウッ! ウゥ~~~~ッ! ンッ!」
全頭マスクの下、犬語で痛みを訴える。
痛い――なのに、瀬名のチンポからは、じわじわとスケベな汁が滲み出てくる。
(いっ、いだいのっ――ぎもぢいいっ……♡ もっ、もっとっ、ひどいことしてぇっっ……♡♡♡)
「ははっ、乳首もチンポもピンコ勃 ちだな」
「見ろよあの目。もっとひどくしてぇ~って訴えてるみたいだぜ」
「――よし。チンポコはとりあえずそんなもんでいい。次はケツ穴を見せてみろ」
「そっちには、メス犬の尿を入れときました。そろそろいい感じにほぐれてるんじゃないですかね?」
「四つん這いになってケツをこっちに向けろ」
床に這いつくばり、尻を突き出す瀬名。
「つま先立ちで脚を開け」
「ウッ、ワッ、ワンッ!」
手を前に突いた瀬名は、大きく股を開く。
尻穴の部分だけ、丸く切り取られたTバック。
アナルプラグの丸い取っ手の紐が、ケツ穴からプラプラぶら下がっている。
「プラグを外せ」
男の命令に、取っ手に指をかけた重役が、ヌポッと抜き取る。
ブチュ―ッ! と勢いよく飛び出すメス犬のションベン。
「おい、しっかり溜めておけよ、このゆるマンコ!」
重役が、「バカ」とマジックで大きく書かれた尻たぶを平手で引っぱたく。
「ヒッ! ウッ! クッ……! ワッ、ワンッ!」
尻を高く掲げ、尿が漏れないようふんばる瀬名。
ケツ穴ザーメンタンクのなかで揺れる尿が、プッ! プピィッ! とかすれた屁のような音を漏らす。
「ケツ穴まわりがだいぶ盛り上がってきたな。――尻毛は剃らせたのか?」
「はい。ケツ毛もチン毛もワキ毛も全部。キレイなもんですよ。すっかりパイパンズル剥けマンコです」
瀬名の尻穴の横に手をかけた重役が、ケツ襞をびよーんと横に拡げる。
さらにもうひとりが、瀬名のケツ襞を縦に拡げ、上下左右ぱっくり全開になったケツマンコが丸見えになる。
「おっ! ほっ! そっ……! クッ! クゥンッ! クゥンッ……!」
開いた穴から、メス犬の尿が、トローリ、と流れ出す。
そのにおいを嗅ぎつけたネロがむくっと起き上がり、瀬名の尻穴に鼻を近づける。
フンッ、フンッ! と荒くなる犬の鼻息。
長い舌でベロッ、とアナルを舐められ、「ひっ! いぃっ!」と跳ね上がる瀬名。
ネロの陰茎が、ムクムクと膨らみ、グロテスクなまでに大きく勃ち上がっていく。
「おっ、そろそろか」
重役たちが瀬名のケツ穴から手を離した――その瞬間、ネロは、瀬名の背中にがばっと覆い被さっていった。
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