理玖のおねだりに負けた俺は、嬉々として理玖のシャツに隠れたお尻をゆっくりと撫でた。理玖のつぶやく俺の剛直への感想に、俺はますます煽られて無意識に理玖の手の中のそれを揺らしてしまう。 　フェラなんて、なんて事ない愛撫のひとつなのに、理玖が俺にそれをしてくれていると感じるだけで俺はあっという間に逝きそうなんだ。無様な姿を見せられないから耐えるけど…。 　はぁ、理玖はきっと初めてなんだろうけど、妙にうまい気がする。何でだ。 「理玖、気持ちいいよ。理玖の口の中熱いね…。」 　理玖は俺の言葉に身体が疼くのか、腰をひくつかせた。俺が撫で回す指先が理玖の窄みを引っ掻くと、甘く喘いでとろりと甘い蜜を垂らす。ああ、これで撫でるだけなんて、ある意味地獄のようなんだけど…。 　急に理玖が俺自身を手で擦り上げながら、てっぺんの丸い場所を口いっぱいに押し込んだ。俺は引き攣れるような気持ちよさに呻いて、思わず腰を突き出した。途端に咽せる理玖に、俺は慌てて起き上がると理玖を覗き込んだ。 「理玖ごめんっ、大丈夫？」 　理玖は口の周りをベタベタにしながら、赤い顔で俺を見た。その眼差し、トロンとした可愛い顔が俺の股間を直撃してかなりヤバかった。本当俺、妄想のプロだ。 　俺は理玖のネックガードに守られてる首筋やら、肩に啄むように唇を落とすと、理玖に懇願した。 「理玖、俺にもやっぱり理玖を可愛がらせて。撫でるだけじゃ我慢できない。理玖の欲しがってるお尻舐めて、俺の指入れて可愛いがらせて…。理玖。」 　俺の言葉に理玖は顔を赤くして、口をパクパクと開けたり閉めたりして言葉にならないようだったけれど、最後には頷いた。俺は心臓がドキドキと尚更速まって、いつか心臓が止まるかもしれないと馬鹿なことを考えながら、もう一度ベッドヘッドに寄りかかった。 　白い吸い付くような手触りの理玖のお尻を引き寄せて、優しくキスをした。窄みから溢れてくる蜜をかき分けてその奥まった場所へ優しく舌先を突き入れると、理玖がビクビクと腰を震わせた。すっかり柔らかな入り口は俺の唇や舌を楽しませた。 　俺の昂りを握りながら舌先で一生懸命舐め回す理玖の時々の苦しげな甘いうめき声は、俺を益々煽って太らせる。無意識に腰を動かして理玖の手の中で果てたいと願う俺は、その気持ちに煽られるように理玖のお尻を強く掴んだ。