あっくんがいつものように僕の窄まりを責め始めて、僕は呻きながらも目の前のあっくん自身を可愛がるのに夢中になっていた。初めて生で直接触って、唇や舌で味わえるチャンスなんだ。 　最初は少し塩気を感じたそれは、もう何の味もしなかった。強いて言えば、頬擦りしたい様なエッチな匂いと味がする。ああ、僕これ凄い好きだな…。 　大きくて口いっぱいに入れると苦しいけど、吸い付くとビクビクと動くのが何だかとても可愛くて、僕は唇が痺れるくらい夢中になってその太ましい裏側を撫で擦った。 「んぐっ！んぁ。あああんっ。」 　あっくんが僕の口に押し付ける様に腰を動かしながら、僕のあそこにぐっと指を押し込んできた。いつもより圧迫感のあるそれはゆっくりと出たり入ったりして、僕のひどく感じる弱い場所を撫でさするから、僕は甘える様に喘いでしまって恥ずかしい。 「理玖、指2本入ってるよ。…痛くない？」 　僕は何ならもっと奥までそれを呑み込みたくて、お尻を無意識に振ったみたいだ。 「…もっと？もっと欲しいの？」 　僕がもう何も考えられなくなってしまって、馬鹿みたいに何度も頷くと、あっくんは指を引き抜いてしまった。僕は物足りなくって、目の前のヌルついた昂りを両手で撫で回しながら唇に押し付けた。 　あっくんが何かぶつぶつ言いながら、僕のお尻を掴んでもう一度卑猥な水音をさせながらゆっくり押し込んできた。さっき以上の圧迫感に僕はハクハクと息を逃して、自然身体も逃げ腰だったけれど、あっくんが指を動かす度に痺れる様な快感に翻弄された。 　あっくんの片手が僕の胸をつまむと、僕は鋭い気持ちよさと、目の前がチカチカする快感に引き絞られて、白濁を飛ばして逝ってしまった。すると、僕の手の中のあっくんはグンと更に大きくなった。 　僕のベタベタな手の中でそれは、あっくんの腰にガクガクと揺さぶられて一瞬ブワっと大きく膨らんだ後、ビクッ、ビクっと大量の白濁をいつまでも吐き出した。 　僕は顔にも唇にも、胸にもそれが飛び散って、何だか卑猥なのか、その噂に聞くアルファの精子量に感動するやらで、呆然とそれを眺めていた。 　あっくんが大きくため息をついて僕の窄みからゆっくりと指を引き抜くと、僕はビクンと震えてしまったけれど、何だか嬉しいやら、おかしいやらでクスクス笑えて来た。 「…理玖？」