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第82話 ベッドに張り付けられて※

 「あっ、あぁっ、いいっ…、気持ちいいっ。」  あっくんが僕の胸の尖りに吸い付いて、時々チクって噛んだりするから、僕は喘ぎ声が止まらない。もう一方の胸のちくびはあっくんの硬い指先に弾かれて、その度に腰をびくつかせてしまう。  僕はあっくんの長くなったサラサラの髪の間に指を差し込んで懇願した。 「ああっ、あっくんキスして…っ!」  僕は言いながら仰け反った。いきなりあっくんが僕の窄みに指をグッと押しつけたからだ。僕のすでに愛液でぬかるんだそこはあっくんの指を難なく呑み込もうとパクパクしてるのが分かった。  僕は恥ずかしさで呻いた。そんな僕の顔を見詰めながら、あっくんはギラついた眼差しで囁いた。 「理玖、恥ずかしいの?まだ何もしていないのに、俺の指をこんなに欲しがってる理玖の後ろのお口、ドロドロだよ?ほら…、あぁ、もう入っちゃった。もう一本も簡単に入っちゃいそうだね?」  僕が恥ずかしくなる様なことを言いながら、あっくんはゆっくりと僕の中へ指を二本入れると、グイッと腸壁をなぞり始めた。僕は思わずアッとうめいて、顔を仰け反らせてあっくんの指を締め付けてしまった。僕は何度もあっくんと名前を呼ぶことしか出来なくて、じわじわと高まる快感に急き立てられた。  不意にあっくんは指を引き抜くと、ぐっしょりと濡れたその指を僕の胸に塗りつけた。 「俺の指でこんなに興奮する理玖可愛すぎ。…理玖キスして欲しいんだっけ?」  僕は急に快感を止められてぼうっとしながら、あっくんの男くさい顔を見つめて頷いた。あっくんはにっこり微笑むと、僕の両腿を押し広げて、顔を下に近づけた。 「…あっくん、口にキスして。」  僕をチラッと見たあっくんはニヤッと笑うと、ここも口だと言いながら、濡れそぼった後ろの窄まりに舌を伸ばした。柔らかなうごめく刺激に、僕はふわふわした気持ち良さにため息をついた。  敏感になった窄まりの入り口は柔らかくなっていて、舌で大きく舐められると甘える様な声が出てしまう。中を掻き混ぜられるような鋭い快感とはまた違う気持ちよさに、僕はじっくりと高められていった。 「ああん…。あっくんお願い。もっと強くして…。」  焦れつく気持ちよさに僕は我慢できなくて、あっくんに強請ってしまった。あっくんはそれから僕の窄みに舌を何度も突き刺してなぶるので、僕は只々甘く喘ぐことしか出来なかった。

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