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あとがき

 ここまで読んで頂き、ありがとうございます!  今回は虐げられ系主人公を、金と権力で救い出す攻めというお話でしたが、いかがでしたでしょうか?  感想など、リアクションを頂けたら作者は泣いて喜びます。  さて、いきなりですが大きな反省点が一つ。  木村財閥(というか雅樹)の設定を大きくしすぎた!!(笑)  いや、優秀でスパダリ感溢れるひとなんですが、優秀ゆえに色んなものを抱えてしまってたので、彼が絡む話が長編三本になるとは思いませんでした!(笑)  今作はもう、十五年以上前から構想はあったんです。何とか遥を幸せにしてあげたい、と思いつつ、雅樹とくっつける構想を何度か練っていたりもしました。けれどどれもしっくりこなくて。  それはまだ、雅樹が本当に素を出していないんだな、ということに気付き。深掘りしたら家庭の事情など、どんな目に遭っても雅樹のことを好きと貫いてくれる子が必要だと分かり。それなら遥では脆すぎるなということもあり。そして【モブにもなれない黒うさぎ】ができあがりました。  するとあら不思議、ぼんやりしていた遥を救い出す方法がスっと出てきたんです。  遥への暴力が裏で激化した辺りで、雅樹が何とかしようとしている描写は過去作、【たんぽぽ!】でお読みいただけます(宣伝)。  そして永井さん。彼は心の中で叫んでいても、無表情を装うタイプのミーハー男です(笑)  幸いポーカーフェイスをするのには社長業で慣れているので、一見しっかりして見えますがね。ちょっと変態チックになってしまった(笑)  そんな訳で無事二人が両想いになったので、このお話はおしまい。もうAカンパニーは出したくないぞ(笑)書くとしても、幸せな様子を書きたいですね。  あ、そういえば、図らずも遥がおしおきされるきっかけを作ってしまった、カメラマンの亮介の話も、過去作で書いております。【もてあそびながら愛してくれ】よろしければどうぞ(また宣伝w)。  では、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。また次回作でお会いできると嬉しいです。 2023.1.2 大竹あやめ

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