山田に石森といる所を見られていたらしい でも俺が告白されたと思っていたようだし、会話は聞こえてなかったようだ。 俺は親に頼まれた買い物があるからと言って駅で陸と別れて逆方向の電車に乗った。 5駅先の駅で降りて、少し歩いたカラオケ店へ1人で入る 《いつもの店、ルーム6にいる》 部屋に入って頼んだ烏龍茶待つ間、俺はスマホでメッセージを打った 烏龍茶が来たのかカラオケルームのドアが開いたが ｢お待たせ｣ 烏龍茶を持ってきた店員さんではなく、 いつも学校では束ねていた彼女の髪が下ろされていて、真っ黒な上下の私服に着替えていた石森だった ｢今来たところ｣ ｢そう｣ 彼女は真っ黒なロングヘアーをグレーのシンプルなシュシュでまとめて、直ぐにルームの電話機でアイスティーとポッキーを頼んだ アイスティーが届くまでは無言だったが 届けに来た店員さんがルームを出た途端 ｢何かあったの？｣と石森が俺に聞いた