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第21話
「陸」
「おう、どうだった?」
「多分大丈夫、陸は?」
「大丈夫でしょう。それよりお腹空いた、ラーメン食べたい!」
もう試験は終わったことだし親に報告だけして
今日はパーッと遊ぼう!
大学の近くにあったそこそこ有名なラーメン屋さんでラーメンを食べた後、ゲームセンターで受験勉強中は我慢していた分思い切り遊んだ
陸とこうして一緒にいるのが小学生の頃から当たり前だった
今日この後、お前に好きだって言ったらどうなっちゃうんだろう・・・・
俺が好きだって言ったらお前、どう思う?
困るかな
困って、それでも俺が傷つかないように
きっと一生懸命言葉を探すんだろうな
優しいから突き放せないよな俺の事・・・
あまり困らせたくはないな・・・
「あー、楽しかった!」
俺の憂鬱な気持ちを遮るように
陸が大きな声で空に向かって言った
「ちょっと付き合って」
日が沈みかけてきた頃、陸が行きたいとこがあると言うのでについて行ったら
「入ろ」
陸が俺を連れてきた所は、ラブホテルの前だった
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