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第42話
だめだ、とにかく帰って健人のこの声を思い出して抜こう。
真っ暗な中でもぞもぞしている影は
だいぶ目が慣れてきたせいかうっすら見えるようになってきた
健人はこちらに背中を向けて横向けになって丸まっていた
膝を曲げているようにも見える
上に布団が被さっていてよく分からなかった
この雰囲気に高揚した俺は、
早く家に帰るべきだとは思いながらも少しでもしている姿や感じている顔を見たくてそこからはなかなか離れられずにいた。
背中向けられたら、どういう風にしているか見えない
もぞ
そう思っているうちに
布団がズレて露になった
背中とおしりが
暗闇の中 薄暗くてぼやっと映し出された
背中はシャツがはだけて見えていた
下はスウェットが膝辺りまで下ろされていて
えっ
なんで・・・・
こちらに向け突き出しているようにも見える健人の尻の間には何かが突き刺さるように挟まっていた
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