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第44話
「あら陸くん、健人は?」
綺麗な模様のお皿に置かれたケーキと花柄のティーカップに入れられた紅茶であろう飲み物を3人分用意していた健人の母さんが、不思議そうに聞いてきた。
「健人もう寝ちゃってたみたいで、起きなさそうなので俺このまま帰りますね」
「あら、食べていかない?」
「いえ、家にもありますから・・おばさん俺の分まで食べてください」
「あら、そう?ありがとう!遠慮なく頂くわ、わざわざありがとうね。」
俺は軽く頭を下げて早々に家を出た。
「・・・・気持ち悪っ」
パンツの中はぐちゃぐちゃになっていて冷たいし気持ちが悪い。
家の中に入って母親の「ありがとねー」という言葉にも
軽く答え、直ぐにシャワー室へと向かった。
汚れたパンツはシャワーで流し、洗濯機の中でこれから洗う服の奥に紛れ込ませるように奥に押し込んだ。
身体中にボディソープをつけて洗う。
白い液でベトベトになったそこを洗いながらも滑りの良くなったそこを強めに擦って健人の声を思い出した
──りくっ、好きっ、大好き・・・あんっ、りく好き・・・
健人の穴になかに押し込まれぐちゃぐちゃ音を立てて出し入れされるバイブを思い出す
バイブを出し入れするのと連動して漏れ聞こえる健人の甘く高い喘ぎ声
苦しいような 気持ち良さそうな 嬉しいような・・
そんな、健人が今まで俺の前で出したことの無い声を聞いた
それは、今まで想像してたものを遥かに超えた
もし
俺のを挿れたら
健人はどんな顔をどんな声を聞かせてくれるんだろう
ああ───
俺のモノであいつの奥を思いきり突いた時の顔が見たい
俺のを奥まで咥えて夢中でしゃぶりながら苦しくて歪む顔も見たい
「うっ」
俺は風呂場のタイルに白い液を撒き散らした
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