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第2話
5月5日。
先輩と一年記念日を過ごして、デートして、そんな幸せなゴールデンウィークの真っ只中。
明日は仕事があって、明後日からまた二連休。
この連休で、先輩とは今まで以上に愛が深まった気がして、俺は正直浮かれていた。
「綾 ちゃ〜ん!いらっしゃい♡♡」
「お久しぶりです。」
「夏 くん、綾ちゃん、一年記念日おめでとぉ♡」
19時、麗子 ママとの約束の時間。
Aqua で俺と先輩の1年記念日を祝ってくれるというので、先輩にも承諾を得て祝ってもらうことになっていた。
中はパーティー仕様に飾り付けられていて、たくさんのご馳走が並んでいる。
きっと麗子ママが張り切ったんだろう。
「麗子ママ、一人で準備してくださったんですか?」
「そうよ〜♡可愛い二人のためだもの!頑張っちゃったわぁ♡」
やっぱりね。
麗子ママ、先輩のことも気に入ってるもんな。
「ありがと。てか、先輩とイチャついてもいい?」
「もちろんよ。そのための貸切だもの♡」
イチャつくつもりだったけど、一応許可を取る。
そうじゃないと、先輩がブーブー文句言いそうだし。
四人掛けのソファに座って、先輩の腕を引いて隣に座らせる。
先輩が上目遣いで見上げてくるから、思わずキスをした。
「今日はお腹いっぱい食べましょうね。」
「うん。いただきます。」
「料理のことだけじゃないんですけど…。まぁいっか。」
「?」
先輩を食べるってことだったんだけど。
意味がわかってなさそうな先輩。
本当可愛いな。
「まさか夏くんがこんなに長く続くなんてね〜。」
麗子ママが向かいに座り、そんなことを言う。
俺も思ってなかったよ、先輩と出会うまでは。
「いらないこと言わないでよ。てか、一生続くから。」
「あらぁ〜♡本当に綾ちゃん一筋なのね。素敵♡」
過去の話はタブーだ。
先輩を嫌な気持ちにさせちゃったこと、一回や二回じゃないし…。
ほら、少しだけ先輩の顔色が曇った。
「なんかあった?」
「んーん。何も。」
先輩を安心させるために頭を撫でると、気持ちよさそうに擦り寄ってくる。
少しだけ表情晴れたかな?よかった。
「先輩、お酒飲む?」
「うん。いい?」
「いいですよ。麗子ママ、一番高いお酒出してよ。」
「え〜?仕方ないわねぇ。お祝いだから特別よ〜?」
麗子ママが裏へお酒をとりに行ったのを見て、俺はすぐに先輩を膝の上に乗せて抱きしめた。
「あー…。先輩かわいい…。大好き。」
「……なんだよ、急に。」
「大好き大好き大好き。愛してる。」
「……っ///」
思い切り甘えると、先輩が照れる。
あ、こっち向くかも。
予想通り振り返った先輩の唇を奪い、ソファにゆっくりと押し倒した。
「んっ…、はっ…、ダメ…」
「ん〜…?いいでしょ?」
「ぅっ…、だって……」
「大丈夫。可愛がるだけだから。」
首筋にキスしながら、服の中に手を入れる。
本当は最後までしたいけど、先輩はどうせ麗子ママがいつ帰ってくるかって焦ってるんだろうなぁ。
「ね…、城崎っ…」
「麗子ママは理解あるし。空気読んでくれるでしょ。」
「あっ…♡ちょ…、やだ…っ」
「なんで?ここ好きでしょ?」
「………恥ずかしぃ…」
先輩のチャームポイントである陥没乳首は、今や俺が触れるとすぐに起立する。
可愛すぎてめちゃくちゃに可愛がりたくて、乳首にフッと息をかけた。
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