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第134話

セックスしたいとか、そういうお願いはダメってことくらい俺だって分かってるつもりだし。 だからこれは結構譲歩した方なんだけど。 「せーんぱい、まだ準備できないの?」 「ま、待って……。」 先輩にご褒美をおねだりして数十分。 ズボンをずらして、いつでもどうぞ。 って、俺の方は準備万端なんだけど、先輩は俺の前で固まっている。 「何で先輩が恥ずかしがってるんですか。脱いでるの俺なんですけど。」 「…っ!」 何で照れてるんだ。可愛いけど。 俺は先輩に見られても恥ずかしくない…といえば嘘になるけど、少なくとも先輩に見られることは嫌じゃない。 まぁ恥ずかしがってる先輩見るのも楽しいんだけどさ〜。 先輩は目を泳がせて、俺の股間を指差した。 「城崎、その…、デカイの……、なくして…。」 なんて…? "そのデカイの"って、俺のチンコのこと…だよな? 「俺に死ねって言ってます?」 「言ってない…!」 先輩は両手で顔を隠して、また逸らした。 可愛すぎるだろ…。 え、今まで何回セックスした? (うぶ)すぎるだろぉ〜……。 尊すぎて、俺は心を落ち着けるために一旦深呼吸をする。 「何度も触ってるし、何度も体に入れてるでしょ?」 「身も蓋もない言い方をするな!」 「先輩のエッチ〜。」 「も、もう…!!」 ちょっと揶揄っただけなのに、どんどん顔が赤くなる先輩。 「俺だいぶハードル下げたんですよ?キスマーク付けるくらい、いいじゃないですか。」 「付けるくらいって…。問題は場所だろ!」 「ダメ?ここでもいいけど。」 足の付け根と項。 俺の性感帯。 先輩とエッチできない分、俺が感じたいだけ。 だから正直どっちでもいいんだけど、どっちかと言うと下がいい。 なぜかと言うと、このように可愛い先輩が拝めるから。 「もう夏だからなぁ。こんなところに付けちゃ、みんなに噂されちゃうな〜。」 「わ、分かったよ!」 「やった〜♡」 先輩はやっと覚悟を決めたのか、俺の股間に顔を埋めた。 内腿にふにっと柔らかい唇の感触。 「んっ……」 やべ。変な声出た。 口に手を当てると、先輩は俺の顔をチラッと見て、舌を這わせた。 気持ちよくて、体がビクンッと震える。 「先輩…っ、もっと付け根の方……。」 「……ここ?」 「うん…っ、は…ぁ……」 先輩の顔が股間に埋まる。 俺の硬く大きく張り詰めたソレに、布越しにでも先輩の頭が当たり、堪らない気持ちになった。

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