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第191話
俺を映す瞳がゆらゆら揺れている。
あぁ…、可愛い……。
「ねぇ、先輩?」
「……っ」
「気持ちよかった…?」
「ひぅっ…!」
ズボンの中に手を入れ、下着越しに先輩のモノに触れる。
ビクンッと体を震わせる仕草が、また俺の興奮を煽る。
「玩具、勝手に使ったの?」
「うっ…」
「どこに使ったの?ココ…?」
人差し指でお尻の割れ目をなぞると、先輩はふるふると首を横に振った。
まぁでもたしかに、お尻の穴はキュッと閉まってて弄った様子はなさそう。
ん〜?じゃあどこに使ったんだ?
「………………た…から…」
「ん?」
「………きのぅ…、城…崎と…一緒に……擦ったの…、気持ちよかった…から……」
泣きそうな顔で、耳まで真っ赤にして、小さくそう呟いた。
あー…、やばい………。
こんなの勃たないわけないじゃん…。
「昨日、そんなに気持ちよかったんだ?」
わざと恥ずかしがるように尋ねると、先輩は本当に小さく首を縦に振った。
やべぇ…、可愛すぎる……。
「じゃあ俺の代わりに玩具使って、兜合わせして気持ちよくなってたの?」
「……っ、ごめ…なさ…ぃ…」
「ううん。それで?気持ちよくなれたの?」
また首を縦に振るんだろうなとニマニマして反応を待っていると、先輩は首を横に振った。
「嘘ついてもバレバレですよ。タオル汚れてたし。」
「…そ…じゃなくて……」
「うん?」
「……オモチャ…だけじゃ…、無理で……」
「どういうこと?」
オナニーしてたんじゃないの?
先輩は何か言いたそうにしていて、でも恥ずかしそうにモジモジしている。
「教えて?」
「ぇ…と……、城崎、電話くれただろ…?」
「うん。」
「…その……、城崎の声で……」
先輩の声は尻すぼみになっていき、最後は小さ過ぎて聞き取れなかった。
でも言いたいことは分かった。
もう顔を見られたくないのか、俺の胸に顔を埋める先輩をギュッと抱きしめる。
「俺の声でイッたの?」
「…………」
こくりと頷いた先輩が愛おしすぎて、俺はもう昂りを抑えることができなかった。
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