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第200話

「お風呂上がりますか?赤くなってきてる。」 「あぁ、うん。」 幸せに浸っていると、目の前の先輩が茹で蛸みたいに真っ赤になってきた。 頬に触れると熱くなっていた。 よろける先輩を支えながら浴室を出て、バスローブを着せてベッドへ運ぶ。 「先輩、もっとキスさせて。」 「ふっ…、ん……」 ベッドに押し倒し、角度を変えながら唇を重ねる。 「城…崎っ……、気持ちいいか…?」 先輩が俺の後頭部を固定し、舌を入れてきた。 たどたどしいながらも必死に俺を求めるその仕草が、堪らなく俺の庇護欲をかきたてる。 「はい。もちろん♡」 「余裕じゃん…。」 先輩は悔しそうにそう言ったけど、何もわかってない。 俺がどれだけ余裕ないか。 どれだけ我慢してるか。 先輩の右手を掴み、熱く滾るソレに触れるよう誘導する。 「そんなことないですよ。ほら。」 「………っ///」 「ね?」 先輩の手のひらが下着越しに触れ、ズクン…と疼いた。 先輩も緊張が増したのか、身体を固くする。 あぁ…。 触れたい。 触れてほしい。 先輩に…、いや、先輩と、気持ちよくなりたい…。 「城崎…っ」 「ん?」 「触っていい…?」 「お願いします…」 先輩から俺に触れていいか尋ねてきた。 願ってもない申し出に間髪なく了承した。 先輩の右手が下着の中に入ってきて、遠慮がちに俺のモノを包んだ。 緩急をつけて扱かれ、耐えられずに声を漏らす。 「先輩…っ、は…っぁ…」 「……ぅ…」 「キスして…?」 「ふっ…ぅ…」 先輩が熱い息を吐く。 俺のに触れて興奮してくれてるのか…? 必死にキスをしてくれているけど、キスをしてる間は手が止まっているし、思い出したように手を動かしてくれたと思うとキスが止まる。 普段仕事でいくつも多重業務をこなしている人とは思えない不器用さ。 ギャップ萌え? なんだろう、この感覚。 可愛すぎてやべぇ…。 「仕事の多重課題はできるのに、エッチなことはからきしだめですね。」 「ご、ごめん…」 「そーゆーとこが可愛い。快感の閾値が低いのに、もっともっとって欲張りなのがすげー唆る。」 「んぅっ…♡」 待てができない馬鹿な犬でごめんなさい。 舌をねじ込み、先輩の口内を掻き回す。 自分が気持ちいいように先輩の手に自分の手を重ねて扱いた。

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