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第210話
先輩の声が近所に聞かれるのが嫌で、寝室に先輩を運び込んだ。
先輩のお願いを叶えてあげたくて、というか俺だって我慢の限界だった。
兜合わせをして、先輩の体力がほぼ尽きた。
俺も何度か達したし…。
「城崎……」
「先輩、気持ちよかったです。」
「もっと…」
「え?」
「もっと俺で気持ちよくなって…?」
先輩は俺に尻を向けて、ボタボタとローションを垂らした。
デカいブロック肉を目の前に垂らされたライオンってこんな気持ちなのだろうか…。
「先輩…」
美しい双丘に手を添える。
吸い付くようにしっとりした先輩の肌に感動する。
お尻にキスすると、ひくんっと震えた。
「いい…?」
「…ぅん」
さっき何度も達したはずなのに、目の前の光景にもうガチガチに奮い立った俺のペニス。
太腿の間に差し込むと、キュッと内腿が俺のを挟み込んだ。
「いい…。気持ちいいよ、先輩…っ」
「ぅ…んっ…」
「動いていい?」
「うん…っ」
打ちつけるように腰を動かすと、先輩は小さく喘ぎ声を上げる。
ヤバいな、これ…。
「あっ♡ぁ…はっ…♡」
「先輩っ…、先輩…!」
ガツガツ腰を振っていると、先輩が俺の手を掴む。
何か気に障ったかと不安になり動きを止めると、先輩は目に涙を溜めて俺に懇願した。
「挿れてぇ…っ、城崎っ、城崎…っ」
「先輩…っ」
「挿れてっ……」
挿れたい。
挿れたいに決まってる。
先輩と繋がりたい。
でもこんな勢いでするなんて…。
「だーめ。」
「城崎ぃ…」
「挿れたくなっちゃうから、素股は終わり。」
「挿れてよ…。」
先輩のお尻をタオルで拭き、自分の上に座らせる。
先輩はもう力が入らないのか、体重を全部俺に預けていた。
硬くなった先輩のペニスを右手で扱き、射精させる。
出したら少し萎えるはずだから…。
なのに、今日の先輩は貪欲で貪欲で…。
嬉しいんだけど……。
「城崎っ、もっと、もっと乳首触ってぇ…」
「もう乳首真っ赤ですよ。痛いでしょ…。」
「やだぁ…」
先輩の乳首は真っ赤に熟れて、今にもぽろっと取れてしまいそうなくらい腫れている。
少し落ち着いた今なら、この状態が異常なことがわかるくらいには。
夢中になりすぎていて、俺も今まで気づけなかった。
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