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第230話
仕事が終わり、家に着いた頃には19時を少し過ぎていた。
「ただいま。」
「おかえりなさい。」
扉を閉め、先輩を抱きしめて唇を重ねる。
気持ちが高揚して、お互いに舌を絡め合う。
「んっぁ…」
「どうしよ…。今すぐ先輩のこと愛したい…。」
既に俺の下半身は臨戦態勢だ。
でも帰ってきたばかりで、食事も風呂もまだ。
食事しないと朝までもたないだろうし、こんな汗かいた身体、先輩に触らせられない。
「いいよ…?」
「いや、ダメでしょ。お腹空いてるし、汗流したいでしょ?俺、先輩を寝室に連れ込んじゃったら、明日まで逃す気ないよ?」
「ふっ…、あはは!じゃあ先に色々済ませるか。」
「そうしてください…。」
先輩は笑いながらリビングに向かった。
笑い事じゃなくて、マジで離す気ないんだけど。
分かってるよな…?
料理をする時間すら惜しくて、スーパーで買った惣菜を皿に盛り、十数分で食べ終える。
「城崎、風呂入ろ。」
「はい。先輩…、脱がせてもいい?」
「いいよ。」
先輩に腕を引かれて脱衣所に行き、先輩のシャツを丁寧に脱がせる。
インナーを脱がせると、ニップレスに覆われた乳首のご登場。
「これも外しますね。」
「んっ…」
痛くないようにゆっくりと剥がすと、ピンクに熟れた乳首がぷるんっと姿を現した。
これでもだいぶ腫れは引いた方だ。
「せっかく腫れ引いてきたのに、また悪化させちゃうかも。」
「い…ぃょ…」
またそういうこと言う。
多分ベッドの上で無意識に弄り回しちゃうんだろうな、俺のことだから。
今夜…、抱いてもいいんだよな…?
昨日の会話、夢じゃないよな…?
深呼吸して先輩を抱きしめる。
「緊張してきた…。先輩、全部俺にください。」
「うん。あげる。城崎になら全部やるよ。」
先輩の肌、めちゃくちゃ綺麗だ…。
興奮して、頭おかしくなりそう。
キスをしながら、勃起したペニスを押し付け合う。
「は…っ、やば…。」
「城崎…、んんっ…」
「好き。愛してるよ、先輩…」
先輩の足の力が抜け、ガクンと膝折れする。
腋 とお尻をしっかり支えて、先輩を抱きしめた。
先輩は蕩けそうな目で俺を見つめて、首筋にちゅっと吸い付いてきた。
擽ったいけど、多分キスマークをつけてくれてるんだと思う。
「付きました?」
「うん。上出来。」
「ほんとだ。綺麗につきましたね。」
鏡を見ると、首筋に小さい紅い痕が残っていた。
俺が先輩のものである証。
嬉しくて少しニヤけた。
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