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第236話
もっと快感が欲しいのか、お腹にペニスをグイグイと押し付けてくる。
右手で包んで手のひらを利用して亀頭を擦ると、喉を反らして感じていた。
「可愛い…。好きだよ、愛してる…」
「イクッ…♡城崎っ、城崎ッ…♡」
「いいよ。いっぱい気持ちよくなって?」
「ああぁっ♡」
先輩は俺の手の中でイッて、くたりと力を抜いた。
今は触って欲しくないかもしれないけど、まだ責めたい。
先輩の出した精液を潤滑油代わりに扱くと、先輩は首を横に振った。
「あっぁ♡出るぅ…♡城崎ぃ…」
「あんまりしたら体力もたないかな?」
「イキたいぃ…。城崎…、城崎…っ」
「いいよ、出して。」
イカせるか迷ったけど、名前呼ばれておねだりされたら叶えてあげたくもなる。
先輩はまたイッて、全身から力を抜いた。
ぜぇぜぇと肩で呼吸しているのを見て、もうそろそろ限界なのかと苦笑する。
「お疲れのところ悪いんだけど、そろそろ俺も限界かも。」
「…っ」
俺は別の意味で限界だ。
サイドテーブルからコンドームを取り出し、封を切る。
指にコンドームを付け、先輩のアナルに触れた。
キュッと締まっていて、指先を入れると食いちぎられそうなくらい中が畝る。
「力抜いて…?」
「ひぅ…」
「そう、上手。」
少し力を抜いてくれたのか、第二関節までは入った。
空いた手で頭を撫で、額にキスする。
安心したのか、また力が緩んだので、グッと指の根本まで挿入した。
「やっぱりすげー狭い…。」
「ん…」
「さっきお風呂で解してくれてたんですよね?」
期待しないようにと思っていたけど、この様子だと、さっき浴室から俺を追い出した後、一人で準備してくれてたんだと思う。
尋ねると先輩は小さく頷いた。
困ったな…。
準備してこれなら、多分俺のは入らない。
「俺の無理かな、今日…」
「え…」
「初めての時くらい狭い。指二本くらいが限界なんじゃない?」
「やだ…っ」
「だってまだなんとか一本……。あ、ここかな。」
わがまま言う先輩を諭しながら中をお腹側に沿ってイジっていると、やっと探していたものが見つかった。
先輩の大好きな前立腺。
ぐにっと押すと、先輩はビクビクっと体を震わせて大きな声を上げた。
「ひぁっ?!」
「ここが綾人の気持ちいいトコだよ。」
「あっぁ♡城崎っ♡気持ちぃっ…」
「うん。いっぱい気持ちよくしてあげる。」
「イクッ♡あっああっ…、あ♡」
先輩は大きく体を震わせてイッた。
ドライオーガズムだ。
これ以上射精してたらくたばっていただろうから、これで上手くコツを掴んでくれたらいいんだけど。
「上手にイケて偉いね、綾人。」
「〜〜っ///」
先輩は顔を真っ赤に染めて震えていた。
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