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身体検査(尿道)2
睦月の眼下には睦月の陰茎を握る手と銀色の棒を持つ手が見えた。
その棒がだんだんと陰茎に近づいてきて陰茎の先端のアナへとあてがわれると睦月は逃げようと体を動かした。
しかし、ベルトに拘束されている体は動くことができるはずもなく睦月は成すすべなく叫んだ
「離してーっ!やだーーっ」
「江東さん、大丈夫です。挿入時は違和感がありますけど、いまから器具を使って先生が前立腺を刺激してくださいます。そうしたら気持ちよくなってきますよ」
榊が励ます声が聞こえたが信じられず、睦月は叫び続けた
「いやーっっ」
悠介はその光景に驚愕し目を見開いた。
検査って…そんなところまで……っ
可哀想すぎて見ていられない。
尿道に棒を通されるなんて…いくら検査とはいえ酷だ。
もし自分が睦月の立場だったらと思うと震える。
悠介が視線をそらすと、榊が怒鳴った。
「西園寺先生っ!患者さんが頑張られていますっ。あなたは見守るのが義務の立場のはずではっ?そのあなたが患者さんから視線をそらすなんて許されません!」
「榊くんの言う通り。見させてもらっているのだからしっかり見なさい」
「は、はいっ」
悠介は2人に叱責されて慌てて祐介は視線を戻した。
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