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スウェインの結論
自ら犯される為に出向いた部屋は、とても明るく、過剰に豪奢で、まるで、それで自分の価値を高めようとしているかのように思えた。
ドアを開いてすぐに、手を揉んだ宰相が満面の笑みで迎えてくれた。
全て自分の思い通りに事が運ぶ満足感か、それとも、これからの期待に対するものか。
スウェインの心情は、それに反比例するように、沈んでいった。
一度で終わる筈もない…。
狂ってしまえば、楽になれるのだろうか。
「ああ、さすがは聡明なる殿下。国の将来をよくお考えだ。其方達は下がりなさい、内々の話しである。」
後ろから肩を組まれるようにして、窓辺の小さなテーブルまで案内された。
ゆったりとした長椅子に、腰を抱かれて密着して座る。
甘い食前酒を飲むと尻を撫でられ、食事が出される頃には、その指はスウェインの双丘の間を無遠慮に弄り始めた。
歯を食い縛り、夜景を見ながらスープを飲んだ。
固形物など食べれる訳がない。
「おや、お食事が進まぬ様子。我が国では親愛なる者が食えぬ時は、こうするのです。」
ガブと口に含んだスープを、口移しで飲ませられた。
「ン、、ンウ!」
ゲホ、ゲホ、、
何度も何度も…。
口も服もスープで汚れて…。
まさか…。
「おや、汚れてしまったのう。美味しいスープですのに、勿体ない。さあ、あちらで着替えを致しましょう。」
後口をグイと押し上げられ、首まで垂れたスープをベロリ舐めとられる。
ゾワリと、悪寒がはしる。
「い、いえ、結構です!わ、私は、国の将来を語る為に、来たのです!は、早く、その話を致しましょう。」
「おや、待ちきれないとは。それならばこちらに、ここでは皆に聴こえてしまいます。」
暗い部屋に通される。
灯りをつければ、そこはベッドルームだった。
覚悟は、出来ている。
後は少しでも嫌な時間を短くする事だと、自分の中で結論も出して来た。
優しく白い面影が頭をチラつく。
ああ…、、何故…
涙がこぼれそうになり、その面影を消し去った。
「さあ殿下、お約束を果たして下さいませ。」
ベッドにドカッと座り、こちらをニマニマと見てくる。
「わ、分かった。これで、もう最後です。」
「それは、鎮められるかどうかでしょうな。」
ぐっ…、、
さあ、こちらへ横に、とベッドへ寝かせられる。
顔の前にきたズボンのホックが外されれば、既にパツパツに張った、シミの付いた下履きがせりだした。
「殿下と親密になるのが楽しみで楽しみで、このようになってしまった。」
ムワリと嫌な匂いが鼻をつく。
せめて…、
「ゆ、湯浴みを、してはどうでしょうか。」
「いいお考えだ。では脱がせて頂けるかな?」
先日のように、洗いもしない不浄を舐めるのを回避したと、ホッとして下履きをゆるめた時だ。
ガポッ!!
「ウグッ!!」
口の中に臭いペニスを押し込まれた。
「歯を立てれば、貴方の侍従が1人消えますぞ。」
そんな…、、
ヌプ、グプ…
「両国が親密になるには、わしと殿下とが親密にならねば。わしのありのままの姿を知って頂きますぞ。それがこの国のやり方ですからのう。」
「ウ…、、ウグウ!、ンウウ!」
臭い…、
汚い…、
気持ち悪い…、
ベッドに手足を押し付けられて、逃げる事もできない。
グポ、グチュ、チュポ、ゴプ…
頭を押さえられ、腰を擦り付けられ、喉奥を出し入れされて…、
…、、くるし…、、
ガポッと抜かれてヒュー、ヒューと息を吸い、また犯される。
何度も、何度も、
体が震えるのは、酸欠か、恐怖か。
「ヒヒ、、ああ、殿下、良いお顔じゃ。さあ、吸い付くのです。それか、もっと喉奥を犯して差し上げましょうか。」
も、もう…、イヤだ…
チュ、チュパ…、ヂュウ…。
「ヒヒ、良いぞ、さあ、カリの周りを舌で舐めなさい。皮の中まで綺麗にするのだ。」
ニュプ、レロ…、、チュプ…
「ああ、そうです。そうですぞ。さあ、もっと吸い付いて、おお…、良い心がけですぞ。ああ、私の疲れも癒えるというものだ。さあ、もう一度参りますぞ。」
グポ、ジュポ、ゴプ…
そんな…、また…
とても長い時間だったように思う。
「だいぶ積極的になられましたなあ。親密になるにはやはりこれが1番のようだ。」
そう言って、ガンガンと音がしそうなペニスを喉から抜かれた。
終わった…?
だが、疲弊したスウェインとは対照的に、宰相は精気を漲らせている。
震えが込み上げてきた。
「さあ、服を脱ぎなさい。貴方のご提案通り、風呂に入りましょう。」
…怖い、
「……、は…い。」
ベストを脱いだら指輪の沢山付いた指が伸びて来て、胸の小さな蕾をシャツの上から探し出し爪の先で引っ掻き始めた。
シャツのボタンを外す指が震える。
「おお、プツリと立ってきましたぞ?子供のように小さな粒よ。わしが立派にして差し上げますからな?」
「…、、。」
……怖い、、
シャツを脱いだ途端、ズボンを下履きごとずり下げられ、インナーを脱げば体を覆うものは無い。
前を隠していた手を脇によけられ、上から下までじっくりと視姦された。
「こちらを見なさい。ああ…美しい。髪を伸ばされよ。こちらは縮こまっているのか?それとも、小さいのか?どちらにしろ、わしが立派にして差し上げますからな。」
「け、けけ結構です。」
「なんと、貴国と親しくなる為の申し出を断られるとは!」
「こ、このような方法は、もう今宵で終わりにして頂きたい。」
「わしが貴国との友好に心を砕いている事を、殿下はまだご理解なさっておられぬようだ。
わしと殿下が仲ようなる事は、この国と貴国が仲ようなる事だと思いご提案したが、残念である。」
「は、話が違う…、、お昂りを鎮めれば、我が国には悪いようにはせぬと…。」
「ほう、私はこうも申し上げた筈ですぞ、私の気持ち次第だと。その気持ちを汲んで、両国の親密の為に来られたと思いましたがのう。
おや、まさか戦争を起こした敵国同士が、ひと晩ふた晩で親密になれるとは、お考えではありますまいな。」
「…、な、、そ、そのような、無体な…。」
「さあ、どうなさるのです。私と親密になるか、それとも、拒むか。」
…、万民の…為、
「…、、そ、そのような…。」
…父上の為、
「さあ、どうなさるのか。」
私に、選択肢など…、、
「…わ、分かり、ました。」
無かった…
「では、共に湯につかりましょう。」
「ひ、酷い事はしないと、約束して下さいませ…。」
「良いでしょう、酷い事など、致しませぬよ。」
それだけをやっと約束させた。
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