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スウェインの『勤め』

次の日も、衆前で下履きまで脱ぎ、しばらくそれを放置されてから卑猥な服を身に付けた。 が、着替えた服は、昨日よりも更に布が薄く透けるような生地。 要所要所には飾りが付いていたが、丈も短くなっていた。 武器などを隠していないかを確認する為だと言われた。 同じ理由で、後口に何か隠していないかも、毎日確認される事になった。 「閣下、不浄なシコリに触れてはなりません。こちらでご確認を…。」 男から宰相に手渡されたのは、長めの張型だった。 ヴヴヴヴ… 「おお、これは素晴らしい。其方は流石じゃ。これならば奥の奥まで確認できよう。」 「ああっ!あ、ぐっ、ハァ、ハァ、、ああ…。」 催淫剤を飲まなくても、ペニスが勃ち上がる。 出したいのに、その刺激では出せずに欲ばかりが溜まっていく。 それが終わればようやく『勤め』だ。 書類の仕分けと、お茶、そして、宰相がペンやインクを使う時に差し出すのが、スウェインの『勤め』。 「仕訳が間違っており、他部署へ機密事項が漏洩してしまいたました!罰を与えるべきです!」 「ああ!…あうっ、ヒャア!、」 下履きも履かぬ尻を露出され、赤く腫れるほど打たれた。 「ペニスを勃たせておるとはなんと不真面目な!罰を与える!」 催淫剤で勃ち上がったペニスを打たれ、乳首と睾丸には重石が付けられて、震える声が止められなかった。 「お茶はサンルームで頂こうかのう。」 卑猥な服さえ脱がされて、太陽の光の元、射精する寸前で止められ続ける。 「アッ、うう…、も、やあ、あう、…イ、イク、イク…、、ああ、やああ…。」 いつも日が落ちるか、宰相の仕事が終わるまで続けられた。 「もっと美味そうに舐めよ。」 「喉の奥まで咥えて、締め付けるのだ。」 震える体を持て余しながら、宰相を癒す方法と呼吸もままならない恐怖を何度も刷り込まれた。 「さあ、花を見ながら散歩をしようではないか。」 ペニスを咥えさせられながら散歩をする。 手折られた花を髪にもペニスにも飾られる。 散歩が終わる頃には、いつも後口は花束のようになった。 「ペンを。」 「ど、どうぞ…、あっ、あああ…。」 細いだけだったのペンの柄は、今では波打ち、または螺旋を描きした、先端が柔らかな物に変えられた。 その言葉の度に、自分で衣を捲り、ペニスごと手元に差し出す。 ペニスを撫で回され、淫液が手に付いた事をなじられ、出ないようにと更に深く挿入された。 「インクを。」 「は…い、、っ…、、うっ…、、ハァ、ハァ…。」 後口に入れられたインクの壺を宰相の側のテーブルに自力で吐き出し、戻されるのを待つ間自分で後口を広げていなければならい。 「おお、そんなに広げて…。中も柔らかくしてやろう。」 張型の振動でシコリをグリグリと責められ、嬌声が上がるのを抑えられなかった。 「今宵は夕食を一緒に如何かな?」 「あ、ありがとう、ございます。光栄でございます。」 震えるのは、恐怖からだと思う。 毎日の卑猥な仕事や罰、練習は、スウェインの体をジワリジワリと、だが、確実に変えていった。 後口のシコリへの刺激が羞恥さえも快感に変え、ペニスは与えられる刺激を予感して、薬が無くとも勃ち上がる。 胸が性感帯である事を、体が覚えてしまった。 「さあ、スープをお飲みなさい。とても美味しいよ。」 ニヤニヤとした顔に見られながら、スープや甘い菓子を食べる。 呼気が熱を持ち、ペニスはもちろん、宰相が不在の時に男に執拗に弄られる乳首も、真っ赤になり敏感に腫れていく。 「おお、美しい。こちらを見なさい。さあ、自慰をなさい。胸も転がすのだ。」 寸前で止められ、吐精を止める魔具を付けられる事もあれば、連続で吐精させられる事もあった。 そして…。 「自分を犯すペニスに泣きながら奉仕する王子とは、よいのう。喉奥まで咥えて震える事しか出来ぬとは。さあ、破瓜の愉しみの時間じゃ、ヒヒヒ。」 悪魔のようだ…。 犯される為に自ら膝を抱える。 「わ、私に、お情けを下さいませ。は、破瓜の悦びを、この身に教えて下さいませ。」 「ヒヒ、どれ、王子の願いじゃ、おお、まだキツいのう。なんと優秀な王子よ。さあ、良い声で鳴くのじゃ。」 「ああっ、あああーーー!!」 ズブズブと身の内に突き刺さる痛みを逃す術など、あったのだろうか。 「このキツさが堪らん。其方の恐怖に震える悲痛な顔と、涙ものう。」 恥ずかしい服を着せられ、不潔なペニスを舐め、尻を打たれ、破瓜の愉しみだと後口を割り広げられる日々。 …死ぬ訳ではない。 こんな事で国が助かるならば……。  そんな風に20日も過ごしたある日、執務室に行くと1人の男が来客用のソファにふんぞりかえっていた。 「おや、これはこれは、憎きシナの…。」 太く力強い声だ。 スウェインを上から下まで舐めるように見て、ヒゲ面の顎を撫でる。 「スウェイン様、ご機嫌よう。今日は尊き方がお見えです。さあ、着替えをなさい。その後でお茶をお淹れして。」 「…、は、はい、畏まりました。」 いつも通り、その場でボタンに手を掛けた。 「着替え?ふん、ここでか。」 「スウェイン様が何か隠していないかを確認する為、着替えをさせているのですよ。武器など隠しておられたら、大変な事ですからな。」 「ああ、確かに気を付けねば。このくらい、当然だ。」 男の是の答えに、宰相の目がニヤリと細められた。 スウェインは嫌な予感を感じながら、服を脱ぐ。 男が立ち上がり、まるで値踏みするようにスウェインの周りをゆっくりと歩き始めた。 露わになっていく肌が、強い視線に晒されて粟立つ。 「ふん、白いな。」 「さあ、早くなさい。殿下がお茶をお望みだ。」 その苛立ちを含んだ声にピクリと肩が震え、手に汗が滲む。 舐めるような視線の中、下履きも脱いだ。 が、いつもならば少し経つと服が出されるのに、一向に来る気配がない。 隠す事は許されない為、自然と猫背気味になった背中を、ツウッと辿られて背をのけ反らせ息を呑む。 「細いが、手触りは良さそうだ。」 男が見るのに飽きソファに腰を下ろすと、やっと服が来た。 いつもよりも、布が少なく、宝石の多い服。 お茶を淹れて、どうぞ、と丸いテーブルに置いた。 ひとくち、お茶を口に含んだ男が、こちらを見る。 「ふん、中々良いではないか。流石は王子と言った所か。もう少し肉を付けさせろ。尻の辺りがみすぼらしい。」 「スウェイン様はまだ18なのですから、これからでございましょう。ああ、そうでした、尻の穴の中も確認しなければ。中にシコリがございまして、よもや悪きものではないかと毎日確認しております。」 殿下と呼ばれた油の乗った額の広い男の目が、ドロリと濁った気がした。 「ほう、それは面白い。俺が見てやろう。」 悪い予感しかしない。 「もちろんです。」 いつもの事…。 スウェインは窓辺のソファへ向かう。 これから、窓際へ連れて行かれて、テーブルの上に据えられ、確認だと散々前立腺を嬲られるのだ。 それから、仕事をして、また、何かの罰を受けては、また仕事をして。 慣れてしまえば、何の事はない。 死ぬ訳でもない…。 が、 「何処へ行く。」 「スウェイン様、どうぞ、こちらのテーブルの上に…。」 「……。」 「さあ、尻の穴に何も隠していない事を、殿下にお見せするのです。」 そんな…。 シャンデリアは昼間だと言うのに煌々と灯りを放っている。 「殿下が其方の不浄な穴を自ら確認して下さるのだ、ご挨拶を。」 「シ、シナラスの第五王子、スウェインと申します。よ、よろしくお願い、申し上げます。」 男はニヤニヤとしながら、お茶を飲み干した。 「先の戦でお前の国の白い悪魔から手傷を負った。まあ、俺が吹き飛ばしてやったがな。が、俺も傷が残った、どうしてくれる。お前にはその分まで償って貰うぞ。」 ザアっと音を立てて血の気が引いた。 白い、悪魔……。 クイード…、貴方は、まさかこの人に…。 憎い……。 憎しみに、目の前が赤く染まった気がした。 「酒だ。」 その声にすかさず奴隷がグラスに酒を注ぐ。 「こい、シコリとやらを確認してやる。」 脳裏に浮かぶ、愛しい影。 差し違えても…、いや、片目だけでも…。 何とかして、この男を…。

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