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調教

「太子のお言い付けですからな、これからは毎日奥まで開きますぞ。」 毎日の勤めに、結腸への調教が加わったのは、虎から散々に犯された翌日の事だった。 「おお、なんと淫らな。ヌラヌラと濡れておる。さあ、もっと奥まで入れよ、ああ、ここからが結腸か、さあ、開くぞ…、、」 ブルブル震える体が、強張り始める。 「おお、見える見える、よおく見えますぞ。さあ、傷があると悪いですからなあ。薬を塗りましょう…ヒヒ。」 腹の奥で何かが蠢くと、ソコが途端に熱を帯びた。 「おや、薬を塗られて感じておられるとは、なんと淫猥な王子か。」 当然だ。 催淫剤を塗られているのだから…。 シコリと結腸を振動する張型で責められれば、あられも無い声を上げ続ける事しかできなかった。 「呆れた事じゃ、これから仕事だと言うのに、不浄への刺激でペニスを勃たせるとは、これは一体どうした事か。ああ、仕事をする準備をなさっておるのですな?よほどペン立ての仕事がお気に入りと見える。さあ、結腸にはこれを…。」 高い声を殺せない。 薬の、せいだ…。 「さて、仕事じゃ、殿下にペンを。おや、そのように淫らに震えて、ヒヒ。ソコがお好きなようじゃ。」 ペニスに齎された刺激と結腸の振動を強められて、引き攣った足を指輪の沢山ついた手が撫でた。 午後の仕事は、サンルームでの花殻摘みだと言われた。 咲き終わった花を摘むだけの、簡単な作業だ。 嫌な予感しかしない。 侍従に先導されてサンルームに行けば、宰相がお茶を飲みながら待っていた。 「さあ、確認を終えましたら、今日からはこれを入れますぞ。その後、仕事をして貰います。」 球体が連なったものだ。 それが、腹の中であらゆる所を圧迫し、時折先端が振動して薬を塗られた結腸を更に刺激する。 そうなると、例え仕事中と言われても、強過ぎる刺激に潮を振り撒き崩折れ、恥も外聞も無く乱れてしまった。 私に、選択肢など…。 破瓜の愉悦で散々割り開かれたスウェインの体は、今度は淫らな調教に従順に応えて行った。    そうして、結腸を常に広げられて10日あまり。 スウェインはサロンで宰相のペニスを咥えながら、体を朱に染めていた。 胸にもペニスにも睾丸にも、弱く震える振動機が付けられ、後口にはフサフサとした尻尾を入れられた。 まるで犬のように尻尾が揺れる。 スウェインが腰を揺らしているからだ。 喉奥からペニスを抜かれると、それを根本から舐めあげ先端をしゃぶり、カリのまわりに舌を這わせては強く吸い付く。 「ウ、ン…、フウン…、ン、ンン…。」 ペニスに媚びるように鼻を鳴らしながら、口の中に溢れた唾液を塗り付け、頬擦りし、尻尾を振る姿を、宰相は満足気に見下ろし、また、強く腰を強く押しつけた。 「コチラもだいぶ慣れて来ましたなあ。まだ拙さが残るが、必死な所が良い。やはり、催淫剤も高い物は違う。喉を締めなさい、ヒヒ、尻尾を振って余程コレが欲しいようだ。」 手にした長い張型を振動させると、切なげに眉が寄せられて、尻尾が高く振られた。 結腸に塗られた強い媚薬は、スウェインの意識も蕩けさせた。 意識という枷が外れた快感を刻まれた体は、素直に反応して、媚び強請るようになってしまっていた。 「さあ、どうして欲しい。」 宰相が、トロリとした目のスウェインに問う。 「ン、あっ、もう、が、我慢が、出来ません。こ、ここに、入れて下さい。あう、フン、ン、あ、宰相様…、お、お願い、致します、も、もう…。」 頭がぼうっとして、上手く働かない。 「ヒヒ、今日は素直でとても良い。いいでしょう。ですが、その前に自慰をなさい。ペニスと乳首を自分で慰めるのです。ですが、達してはなりませんぞ?」 「は、はい。」 スウェインが媚びるようにペニスに口付け、いつものように膝を抱え股間を曝し、ペニスを扱き始めた。 が、それだけではなかった。 見せつけるように更に脚を開き、会陰から睾丸を持ち上げるように指を這わせ、尻尾の入った後口を露わにし、揺らしたのだ。 いつもならばおずおずと這わされる手さえ、大胆に性感帯を揉みしだく。 高く鼻を鳴らし、ペニスに指を這わせ、胸に付けられた鎖を引く。 「アウッ、フウン、アッアアッ、アン、ウウン、フウン。」 「気持ちいいか、ん?」 宰相の足先が会陰を擦り、後口の周りをくすぐる。 「アアン!き、気持ちいい、気持ちいいです、アヒッ、ア、アア、も、もっと、ソコを、もっとお願いします!」 グリグリと尻尾を足で押し付けられ、会陰を足の指で押されて、スウェインはすぐに昇りつめる。 「アアッ、アッ、で、出る、イク…、アッ!!クウウ…。」 が、出させないように装着された魔道具が、睾丸に痛みを与えた。 「ヒヒ、苦しそうじゃのう。其方にもそろそろメスイキを覚えさせてやる。さあ、もう一度だ。」 「ヒッ、アッ、アア、アアア、アウウウ…、さ、宰相さまあ、アア、い、いかせて、下さ、アアアアッ!!」 振動が一気に強くなった。 体が硬直して、息さえつけない。 「もちろんいかせて差し上げますよ、スウェイン王子。メスのように出さずにね。シコリでも、もちろん結腸でもです。」 振動が弱くなる。 「カハッ、ハッ、ハッ…、ア、アア、宰相さまあ…。」 涙を流し懇願するのを、足先であしらい、少しも触れられていないシコリや結腸を意識させる。 「どこに欲しい。」 「アア、こ、ここに、アヒッ、ヒイイイッ!!」 振動を強めては弱め、自慰をさせては出せずに苦しむのを笑い、それでも、卑猥に後口を開き、必死に尻尾を振って強請る姿を見て、宰相は酒を飲んだ。 グラスが空になった頃、 「さあ、そろそろいいでしょう。」 宰相が立ち上がった。 嬉しくて、嬉しくて、仕方ない。 スウェインはその股間に頬擦りし、舐め回す。 「ヒヒ、さあ、ついて来なさい。」 ペニスを咥え、腰に縋り付きながら膝を進め、ベッドへ。 頭を強く押さえつけられて喉を深く犯されるのは、これからそれで後口を犯されるという事だ。 揺れる尻尾を掴まれてゆっくりと抜かれれば、更に身体は期待し、腰が揺れる。 「さあ、どうして欲しい。」 スウェインを、犬の腹を撫でるようにベッドにコロリと転がしながら、宰相が聞いた。 「あっ、宰相様のペニスを、こ、ここに、入れて下さい。お、お願いします。ここに、お願いします。」 後口を広げて見せつけるように腰を上げて振ると、真っ赤なペニスがそれに合わせて尻尾のように震えた。 「其方はワシのペニスが好きなのか、ヒヒ。」 「アウッ、す、好きです。宰相さま、ペニスを、ここに、アッ、奥まで、お願いします。」  更に腰とペニスを震わせ、涙を流す。 「ほほ、ペニスが好きだとは何という恥知らずか。まあ、ワシが立派な王子にして差し上げますからな。 さあ、シナラスのスウェイン王子よ、貴方の大好きなペニスですぞ。」 チュプ…、チュプ…。 入り口の襞を解すように捲られる。 「アア、アア、もっと、もっとお…、お、奥まで、下いませ、アッ、もっと…。」 待ちきれずパクパクと咥え込もうと口を開ける後口に先端をしゃぶらせて、足りない刺激に流れる涙を雑に拭う。 「いくぞ…、ほら、奥まで行くぞっ!」 ヌチュ…、、、 突き込むと見せかけて、腰を僅かに揺らすだけにする。 「アッ、アア、奥、おくう…。」 それだけで、期待したスウェインの足が痙攣を始めた。 「どうじゃ、奥まで突いて欲しいか。」 「あっああ、奥、欲しい…です。宰相様のペニス、奥までえ…。」 「それ程好きか。」 「ペニス、好きです。宰相さまの、ペニス、大好き、あう、ほ、欲しいです。」 「ヒヒヒ、明日からはコチラの薬を使おうか、いや、恥じらう姿も捨てがたい。慣れぬように愉しむのじゃ。薬は使わぬのも良いか、ヒヒ。」 ジュプ、ジュプと入り口を嬲り焦らすと、更に媚び強請ってくる。 「ああ、早く、奥まで、宰相さまのペニス、好き、大好きイイイ、アアア!!」 やっと与えられた刺激に、目が霞む。 ドチュ、ドチュ、グリグリグリ…、 「アア、アアアッアアアアアーーーー!!!」 弾けた快感に飲まれるように、スウェインは達した。 「おお、いったか。流石は王子じゃ、飲み込みが良いのう。さあ、忘れぬ内に、こちらでイク癖をつけてやる。」 それからどれほど絶頂したのだろうか。 スウェインはよく覚えていない。 だが、次の日も、その次の日も。 出さずにいく事を強要され、気を失うようにして眠りについた。

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