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それからも、検査や何やらで度々罰を受けた。 罰は酷くなるばかりで、限度を知らないように長時間に及ぶものもあった。 鞭打たれこそしないものの、尻を張られたり胸をキツく摘まれたりするのはいつもの事、いや、いい方だ。 振動機で強制的な絶頂に落とされ続けたり、または、延々と寸前で止められたりする事もあった。 が、それさえ、まだマシだったのだ。 その日、スウェインはまるで囚人のように四肢を拘束されて、ペニスや後口に何かを塗られた。 「ヒヒヒ、数時間で治るが、その間触ってはならぬ。罰じゃからのう。」 すぐに軽い痒みを覚えた。 痒くなる薬?そんな事で…。 が、すぐに塗られた所から刺すような、焼け爛れた熱い鉄を押し当てられるような、おぞましい痒みが込み上げてきた。 「ああ、や、こんな…、痒い…、手を、どうか…お、お願いします、か、痒い…、あう、か、掻かせて下さい。や、あああ…、こんな、やああ…。」 段々と酷くなっていくそれに、我慢など効かなくなる。 冷や汗が滲み、涙さえ流れた。 その姿に目を細めてお茶を飲む宰相に懇願するが、やっと与えられたのは振動機だった。 「おうおう、真っ赤に腫らして…。ヒヒ…、どこを掻いて欲しい。」 「ぺ、ペニスの、先を…。」 どうなるかなど、分かっている。 分かってはいても…。 ヴヴッヴヴヴヴヴヴ…。 「あああ、アッ、アアア!ヒャアアアー!!!」 グリグリと芯を持った先端を嬲られる。 一瞬、痒みがおさまる快感を得たが、すぐに強い刺激に掻き消された。 「さあ、どうだ。」 が、手を止められればすぐにぶり返す、刺すような痒み。 「ああ、あう…、痒い…。こ、後口を…、掻いて、欲しいです。やああ、あう、掻いて、掻いてえ…。」 「ヒヒ、痒いのは仕方ないのじゃ、罰だからのう。さあ、掻いてあげますぞ。」 ウウ…ウウ…ウウウウ…。 先程とは違い、触れるだけの弱い振動。 「あう、も、もっと、ああ。やああ、ああ。」 「もっとですと?堪え性のない淫猥な王子よ。少しは我慢なさいませ。今日は休みですから、私が側で応援して差し上げましょう。」 美しい花々が咲き競い、甘い香りで満たされた部屋に、スウェインの咽び泣き強請る声と、宰相の愉しそうな声が響く。 「さあさあ、コレをどこに欲しい。ここか?それともここか。」 「あっ、ぺ、ペニスに、ペニスに下さいませ!は、早く、か、痒い…、あう、も、耐えられません!」 腰を振って、ペニスを腹に叩きつける姿のなんと惨めな事か。 「其方は、先程からペニスペニスと、それでもあの気高きシナラスの王子か!だが、良いですぞ、ワシに泣き縋り付いて望む姿も良い。ヒヒ…、では、少しだけですぞ?」 「宰相様、あっ、ペニスにい、ああ、ああアアアアア!!!」 痒みを凌駕する刺激が、堪らなく気持ちいい。 が、すぐに手を離されてしまう。 「あう、さ、宰相さまあ、お、お願いです。こ、後口にも、それを、どうか。ああっ、痒い、痒いい…。」 「良いでしょう。中までたっぷりと可愛がって差し上げます。」 薬の塗られた後口に、張型がピタリと押し当てられた。 刺激を知る体が期待して、それを中に入れようと腰を揺らす。 「おうおう、おねだり上手な事よ。ほら、少し入りましたぞ、いかがか。」 「ああ、も、もっと入れて、下さい…、あう…、痒くて、ああ…。」 ズブ、ズブ…。 が、半ばまで入れられてから、スウェインは気が付いた。 ……中まで、痒く……!! 「ああっ、や、やめて、抜いてえ!やっ、ああっ、中まで、やああ!!」 薬液は薄まっても薬液であり、塗り伸ばされた所が新たな痒みを齎した。 「ヒヒヒ、わがままな王子よ。宜しいでしょう。」 ああ、良かった…、、 ホッとした瞬間。 グププ…、ゴチュン!! 「あぐうっ!!ウウ…、アア、アウン…。」 張型が結腸まで達したのだ。 …そ、んな……。 「貴方の望み通り、もっと入れて差し上げました。そして、抜いてあげましょうなあ。」 ヌププププ… そんな…、、 「そんな…、ああ、いやあ、あう、痒い、やああ…。お許しを、宰相さまあ、どうか、痒みを、どうか、ああ、痒いい…。」 泣き縋り、腰を揺らしペニスを腹に叩きつけるようにして痒みを紛らわす姿を見ながら、宰相はお茶を飲む。 「ああ、後1時間程で痒みは取れますよ。」 お茶を飲み干し、菓子を口にした宰相がスウェインの元へ近付いてきた。 「お、お願い致します、ペニス、いえ、こ、後口を、掻き回して、ああ、掻いてえ。」 いいでしょうと言われれば、喜びが湧く。 自ら足を上げて後口を曝し、腰を振った。 「ああ、ですが先に…、さあ、貴方の仕事だ。腕は背中で縛りなさい。引っ掻き傷など付けては勿体無い。」 奴隷達に腕を拘束されて宰相の足の間に引き据えられた。 ペニスを咥えればこの痒みから逃れられると思えば、そんな事は簡単な事だった。 急いで口でホックを外し、下履きに顔を埋めるようにして半勃ちのペニスを咥えた。 舌を使い、喉を…。 頭を、強く押さえられてから気が付いた。 ああ、これは…、、 口の中に広がる液体。 溢せば酷い罰がある。 スウェインは必死にペニスに吸い付いて、出されたものを、飲んだ。 「ふう、貴方も自分の仕事が分かって来たようだ。さあ、貴方の望み通り、ペニスと後口を可愛がってあげましょう。」 …仕事……。 そんな絶望感も、酷い痒みで霞んでいく。 「お、お願い、致します…。」 振動した張型が、ペニスの先端に触れた。 「ああ、あああ、ああっ、ああああ!!」 「おお、それほど気持ち良いか、先走りが垂れておる。ほら、もっと先端を抉ってやろう。」 先端に強い振動を与えられて、痒みとそれを凌駕する刺激に、頭が追いつかない。 が、 「ハアアン、い、イク…でるう…。」 不意に射精感が込み上げてきた。 「なりませんぞ、罰の途中で吐精など。」 寸前で、それは糸を引いて離れてしまった。 いくにいけぬ熱を持て余して震えている間に、濡れた張型の先が乳首を捏ね始めた。 「ああ、ダメ、やあ!」 「乳首も赤く腫らして、それを可愛がって差し上げようというのです。」 また、痒みが…。 「痒いか、ヒヒッ。さあ、ここはこれで刺激してあげよう。」 侍従が差し出したのは、透明なガラスの小さな筒だ。 筒の片方が火で炙られている。 それを乳首に被せられると、筒の中で乳首がみるみる伸び始めた。 「あうっ、、アッ、アア…。」 「貴方は乳首が敏感で愛らしいのう。」 真っ赤に腫れ、気味が悪い程伸びた乳首の筒を、引っ張り、転がされて、媚びるような声を上げてしまう。 「ホホ…、さあ、次はペニスか、それとも後口が良いか。」 「こ、後口を、後口をお願いします、あっ、フウン、ウウン…。」 悪戯にペニスに振動が齎されて、甘えるような声が漏れた。 「ああ可愛らしい、そんなに擦り付けて。仕方がない、両方可愛がってあげましょうなあ。」 ああ、……嬉しい…。 が、ヌププと音を立てて、プジーがペニスに挿入された。 そんな、中まで…。 「やああ!ヒャア、アアン、アーー、、アアーー!」 奥まで入れられて、先端に振動機が付けられる。 痒みと刺激が、神経を焼いてゆく。 「おや、気持ち良さそうになさって、美しい顔まで真っ赤じゃ。さあ、これも入れてあげましょう。」 ジュボ、ジュボ、ゴチュン! ヴヴヴヴ、ヴヴ… 「アッ、アンッ、、フウン…、クウウ、ウアッ、ア、ア、アアアンッ!アッ、ーーー、ックウーーー!!」 ペニスと乳首とシコリと結腸を刺激されて、スウェインは体を震わせた。 「おお、媚薬も無しに出さずにいったか。ヒヒ、これでお前はもうコレなしでは生きてゆけぬ。よくよく可愛がってやろう。」 振動を止められれば、痒みが襲う。 振動を強請れば、出さずに達する。 それを何度も何度も繰り返されて、スウェインは、もう、何も考えられなかった。 その日の午後は、媚び、強請る甘く高い声と嬌声が、サンルームに響き渡っていた。

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