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お試しプレイタイム

お試し相手をスタッフが調整している間に、司会進行は話を続けた。 「常連の方はお馴染みのこのプレイタイムですがお話だけでは分からないダイナミクスの相性を確かるためのお時間です。わずかな時間ではありますがどうぞご参考にしてくださいませ」 ダイナミクス… 支配をしたいDom 支配をされたい Subの二属性のことで オレはSubなんだけど、いまちょっとこじらせちゃってる いわゆるサブドロップってやつ… これってばかなり強烈で 悲壮感、抑うつ、脱力感、寒気…体調は絶不調で何日も寝込んだ でも、そんなんで治るわけもなく 部屋に閉じこもるぼくを心配して、わらにもすがる思いで両親の友人が主催するこのパーティーに参加した。 正直びびってる 普通に男女のお見合いパーティーみたいにちょっと挨拶してフリータイムがあって…みたいなのを想像していたから正直驚いた。 まさか…プレイタイムがあるなんて… さっきのこうせいさんがいう〝またね〝はこのことだったんだ ってことはこうせいさんは常連さん? なんで…パーティーなんかに来ているんだろう?顔立ちも整ってるし優しげな雰囲気だったから相手なんて勝手に寄ってきそうなのに… やっぱり何かあるのか? 幸成は他の人のことはほとんど記憶に無かったが、康生にだけは興味を持った 番号…忘れちゃったけど、書けばよかったかな 幸成がぼんやり考えていると、再び司会進行の声が響いた 「お試しプレイはSubが3人まで指定し、指定されたDomはその子とお試ししていただきます。それぞれお時間は5分間となります。お待たせいたしましたが1回目のペアが決まりました! まずは1回目スタートとなります。みなさまお楽しみを!」 ガヤガヤと沸き立つ場内。 参加者はそれぞれ動き出した

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