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Sub drop
お見合いパーティーの少し前のことー
無機質な部屋の中に冷たい声が響いた「strip 」
聞くだけで背筋が凍る…幼馴染の朽木龍牙 の声ー
お互いのダイナミクスが判明して以降、自然にこういう関係になった。
抗いたいのに抗えない…恥ずかしさと悔しさに手で体を隠すとすかさず繰り出されるコマンド…
「present 」
嫌なのに…従いたくないのに、コマンドにより支配される体
心は置いてけぼりでいつも寂しくてむなしい
「crawl
おしりに感じるぬるっとしたイヤな感触、その後すぐに訪れる激痛
「あぅっ…っいた…痛いーっ」
「sh 」
goodでもgood boyでもなくまさかの黙れ
ぼくはただ、涙を流し耐えるしかない
数分の我慢が永遠に感じ
「ん…ぁ、や…ぁ…あっ」
無理矢理に喘がされる
そしてやがて感じる生暖かい気持ち悪い感触
「cum 」
「あっ…ぁあ゛…っ」
首筋にキスを落とされても最早、何も感じない。
その下の首輪がアイツのモノである証…
モノだモノー
終わるとすぐどこかへ出かけてしまう…アイツ
アフターケアも何もない
ただ放置される
みじめで悔しくて悔しくて首輪を掻きむしる…怖い
でも…自分は無力だ
アイツと離れてDomを失う喪失感に耐える自信がない
でも、もう無理だー
その日、幸成は足を伝うアイツの精液も拭わずに着ていた服を着てボロボロの首輪を置き、その部屋から逃げた
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