11 / 34

契約

「かわいいね?幸成くん」 「…っ」 かわいいって言われて嬉しいなんて思ったことないのに、たまらなくむず痒くてソワソワして幸せな気分 できるなら抱きつきたい… そんな幸成の気持ちを察したのか康生はコマンドを言葉にした 「hug(ハグ)」 幸成はコマンドに反応してソファに座る康生に抱きつき、幸成は幸福感に満ちたりた顔をし康生の首元に顔を埋めた (いい匂い…あったかい…) 「幸成くんこんなコマンドで良ければいくらでもあげる。ひょっとしたらきみたちSubからしたら物足りないかもしれない。それでも大丈夫かな?」 「はい」 「じゃあ幸成くんroll(ろーる・横になって)。幸成くんには難易度が高いかな?ゆっくりでいいよ」 roll(ロール)present(プレゼント・晒せ)crawl(クロール・四つん這いになれ)… 龍牙との強引なプレイで何度も繰り出されたコマンド…強制的な慈悲の無いプレイは幸成を何度も何度も苦しめた。 イキたくないのに最終的にはイかされ、放置される あんな惨めなプレイは2度としたくない… でも、康生さんはなんだか違う 慈愛に満ちた目で見つめられ、幸成はソファに横になった すかさず振り降りてきた優しい言葉 「goodboy(いい子)」 それだけのことなのに、幸成は股間が熱くなるのを感じた

ともだちにシェアしよう!