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我慢できない

男子トイレの一番奥の個室に入り勢いよく扉を閉める。 「はぁ……」 便座に座り込み、深い溜息を一つ零した。 ズボンの前がパンパンに張り詰めていて痛いくらいに窮屈になっている。ベルトを外して前を寛げると下着の中でペニスが苦しそうに勃ち上がっていて、先端がじっとりと濡れていた。 「……っ」 布越しにそこを握り込むと、ピクンと小さく震える。 (ヤバい……) 先ほどまで和樹としていた事を思い出し、心臓がバクバクと高鳴った。 『マッスー。だめだよ、みんな真面目に授業受けてるのに……いやらしい事考えて……こんな所でなにしてんの?』 脳裏に蘇るのは、自分を呼ぶ和樹の声。 いつものふざけている時とは違う、少し低めの掠れた声に背筋がぞくりと戦慄く。 イケナイコトだとわかってはいても、この昂ぶりを鎮めないとまともに教壇に立つことも出来ない。 透は意を決して、熱くなった自身の性器を取り出し指を絡めた。 「ん……っ、んん……っ!」 上下に軽く扱いただけなのに、クチュクチュといういやらしい水音が響く。 学校という神聖な場所に卑猥なものを持ち込んでしまったような背徳感も相まって、普段よりも興奮している自分がいる。 「んっ、は、ん……っ」 目を閉じれば、まるで本当に和樹に触れられているようで、想像するだけで手の中のソレがググっと質量を増して敏感になっていくのがわかった。 尿道口からはトロリとした液体が溢れ出し、それが潤滑油となって更に快感が増していく。

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