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眠れぬ夜は君のせい 4
「ん、く……ッ」
ブルリと全身を震わせながら、和樹の手の中に白濁を放つ。
射精の余韻に浸り、ぐったりと和樹の身体に寄り添っていると頭上で小さくクスッと笑う声がした。
「気持ち良かったみたいだね」
今まで聞いたことのないくらい優しい声が、鼻と鼻が触れてしまいそうな距離で額をコツンと当てながら聞いてくる。
目尻に浮かんだ涙を左手で掬い取られ、ハッと我に返った。
「ご、ごごごゴメン和……んむっ」
慌てて謝罪しようとした声は、再び大きな彼の手によって塞がれてしまった。
「大きな声出すと気付かれるってば」
「!」
「それとも、気付かれたいの?」
意地悪く問われて慌てて口を閉じてブンブンと何度も首を振る。
和樹はそんな透を見て満足気に微笑むと、今度は彼の口内へ強引に人差し指を差し入れた。人差し指で歯列や上顎をなぞられ、舌先を弄ばれる。
息苦しさと、微かな快感に頭がくらくらする。
「ん……っふ……」
「はぁ、チンコ痛ぇ……」
和樹の指を追うように舌を絡ませていると不意に頭上で溜息交じりの声が聞こえた。チラリと目だけを動かして視線を腹の方へ向けると和樹の限界まで張り詰めたモノが目に飛び込んで来る。
「マッスー、ごめっ、俺もう無理」
「ちょ、ちょっと待てよ! こんな所で……」
こんな所じゃなければ良いのかと聞かれたら困ってしまうが、流石にこの状況で最後までするのはまずい。
だが、制止の声などお構いなしに、和樹が腰を引き寄せて来て、下肢が密着する。
「うわ、マッスーの太股超柔らかい」
中途半端に下げたままの何も身に着けていない太腿の隙間に和樹の昂ぶりが押し込まれた。
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