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嫉妬とすれ違い 和樹SIDE 2
「マッスー!」
職員室へと向かおうとする透を捕まえ、勢いよく壁に押し付けた。
「お、おいちょ……ッお前教室に行ったんじゃ……痛!」
驚く透の首筋に顔を埋めて、思い切り匂いを嗅ぐと石鹸の香りが鼻腔を掠める。
ムカつく。悔しい。腹が立つ。
戸惑う身体を強い力で押さえつけ、強引にシャツの裾から手を差し入れて直接肌に触れる。
「昨夜、誰と会ってたの?」
「やめっ……いきなり何……んんッ」
耳をぞろりと舐めながら小さな突起を指で探し当てる。
腕を掴まれるよりも早くキュッと摘まんでやると、透はビクリと背中を反らした。
「や、めろって……ッ、和樹……っ」
「答えになってないよ、マッスー」
「なんの……ことだ……っ」
「昨夜、誰と、何をしてた?」
「……っ」
透が素直に答えるなんて思って無い。それでも、せめて素直に話して欲しかった。だがそんな無茶な期待は一瞬にして崩れ去る。気まずげな表情が、透の心情を言葉よりも雄弁に物語っていた。
「別に、和樹には関係ないだろう?」
確かにそうだ。プライベートで誰と会おうが透の勝手で自分には関係がない。こんなの、自分の我儘だってわかってる。
「関係ないって……。俺、知ってるよ? 須藤先生と会ってたんだろ? 直前まで俺達と一緒に居たくせに隠れてコソコソしてさ」
「な……んで、それを知って……ッ!?」
「……くッ」
透の顔色が変わった。図星なのだと悟る。もう何も思って無いと言っていたのに何で二人きりで会うんだ。腹の奥に燻っていた黒い感情が一気に溢れ出し、制御がきかなくなった。
力任せに抱き寄せて唇を塞ぎ、少し乱暴に乳首を抓んで、ボトムのウエストから手を突っ込んで下着の上から性器を握りこんだ。少し強めに握ると途端に透の体が跳ねた。
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