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秘密の関係 和樹SIDE 4
「っぅあ、バカ!! いきなりっ……そんな」
「は、大丈夫……。ゆっくりするから……っ」
一気に突き入れてしまいたいという衝動を必死に抑えつつ、少しずつ押し進めて行く。前回が初めてだったと言うソコは狭く、侵入を拒むように収縮している。
それでも先っぽが入った事で少し余裕が生まれたのか透は詰めていた息を吐き出した。
「ん……はぁ……っ」
「……ごめん、痛い?」
「っ、聞くなっ……嫌だって言ったってどうせ止めないくせに」
文句を言いながらも耳まで真っ赤に染めて、クッションを手繰り寄せ顔を埋める姿にズクンと疼いた。この人はどこまで自分を煽れば気が済むんだろう?
「っ、そうだけど……」
「……っ、ぁ」
一気に貫きたい衝動を抑え、ゆっくりと律動を開始すると透の中は和樹自身に絡みつき、離すまいとキュウキュウと締め付けてくる。
「……っ、マッスー力抜いて、ちょっと痛いかも」
思わず苦笑いしながら腰を引き、また突き立てる。そしてまた浅く腰を引いてじょじょに透の体内へと埋め込んでいく。
「ん、ふ……っ抜けって言われても……っ」
フルフルと首を振り、無理だと訴える透の姿に加虐心が煽られ、下肢がずくずくと疼いた。今すぐこの細い腰を掴んで奥まで一気に貫いてしまいたい。
ギリギリの理性で何とかそれを押し留め時間を掛けて奥まで穿つ頃には結合部からグチュグチュと濡れた音が響いていた。身体に馴染むまでゆっくりなんて思っていたのに、全然余裕なんて無い。
「……っく、はぁ……んんっ、ん……っ!」
突き上げるたびに背中が戦慄き、透の口からくぐもった甘い喘ぎが漏れる。
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