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秘密の関係 和樹SIDE 6

「……腰、痛てぇ……」 「ご、ごめんって! だってマッスーが可愛くてつい」 ソファに突っ伏したまま恨めしそうに見上げられ、和樹は申し訳なさそうに謝った。 「つい、じゃない! 全く、明日も学校あるんだぞ!?」 透が怒るのも無理はない。結局あれから一回じゃ収まらず、何度も求めてしまったのだ。 「たく、しかもソファでなんて……」 透がぶつぶつ文句を言いながら床に散乱している服を拾い上がる。その拍子に彼の太腿にどろりとした白い液体が伝い落ちてきたのを見て和樹は慌てて目を逸らした。 「わ、ごめっ見てない、からっ」 「……っ、風呂行って来る」 透は和樹の視線から逃れるように背を向けると足早に浴室へと向かった。その耳は赤い。 シャワーの音を聞きながら和樹は一人ラグの上で正座して反省会をしていた。 ――確かにやりすぎた。 今までの反動なのか、一度火が付くとどうにもブレーキが効かない。 でも、仕方がないじゃないか。ずっと憧れていた彼が自分の下で乱れる様はあまりにも扇情的で、あの姿を見せられて平常心で居られる方がどうかしている。 (それにしても……。エロかったな……) 透の痴態を思い出し、和樹の顔がボッと赤くなる。透は肩口から背中のラインがとても色っぽい。 普段服を着ている時には全く気付かなかったけれど、脱いだら凄いってこういう事を言うのだろうか? 引き締まった体は無駄な肉がなく、いい筋肉の付き方をしている。特に背筋から腰にかけてのラインは男なのに妙な艶っぽさがあってドキリとする。 昔からバスケをしていたと言っていたから当然と言えば当然なのだろうが、それにしたって……。 (太腿から垂れてきてたし……。アレ、なんかすげぇ、えろかった……いや、あんな風にしたのは俺なんだけど!) 太腿に伝う白濁の液がとろりと流れ落ちる瞬間を思い出したけで鼻血が吹き出そうだ。あまりのいやらしさに直視出来なかったと思わず身悶える。 「……っ」 また下半身に熱が集まりそうになり、和樹はブンブンと頭を振って煩悩を振り払う。 今、風呂場では透が自分の放ったモノを掻き出しているのだと思うとドキドキしてしまう。 一体どんな表情で……――。 ダメだ、想像するだけでヤバイ。 和樹は邪念を払うべく自分の頬をペチペチ叩いた。

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