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こっちを向いてよ 2

「俺、マッスーの顔見ながらしたい」 「み、見なくていいっ! ぁん、……ふ、ぁっ」 「……そう」 小さな溜息が耳元で響き、それまで激しく打ち付けていた和樹が、突然ぴたりと動きを止めた。 体重のかかっていた身体が自分から離れていく気配を感じ戸惑ってしまう。 まだ中にいる和樹のソレは熱く猛ったままの状態だし、何より今日はまだお互い一度も達していない。 もしかして――今日はもう終わり? もしかして怒った、のか? 不安に思って身体を起こすと、タイミングよく腕ごと背後から抱きしめられた。 あっ! と、思った時には既に遅く、そのまま再び激しく突き上げてくる。 「んっ、ふ……ぁあっ」 しっかりと拘束され逃げることも出来ずに突き上げられ、堪えきれない喘ぎが洩れる。 「や、ぁあっ、んんっ」 「マッスーって、ココ弱いよね?」 「……ッ、んんっ」 腕を抱え込んだまま、和樹の長い指先が胸元を撫でる。つんと尖ったソコを押したり潰したり指で弄られてゾクゾクするような甘い痺れが全身を駆けた。 「ほら、乳首摘むと俺の事をすっげー締め付けてくる」 「そんな事、いちいち言わなくていいっ!」 自分の体の反応を解説されるなんて恥ずかしすぎる。執拗に胸元を弄られて下腹部がズクズクと疼く。早くイかせて欲しいのに今日の和樹はいつも以上に意地悪だ。 不安定な姿勢に足がガクガクして、床に倒れ込みたかったけれど和樹がそれを許してくれない。 「あっ、あっ……あっ」 唐突に耳の穴に舌を差し込まれた。濡れた音がくちゅくちゅと頭の中でいやらしく響く。

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