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こっちを向いてよ 5

和樹もそれがわかっているのか、止めてくれる気配はなく激しく打ち付けてくる。 「は、ぁあっ、ん、激し、ぁあッダメ、こんなの……ッ、声、抑え、られな……ぁあっ!」 「マッスー……っ」 「ふぁ、んんっ、や、ちょっ、待てってば、またイく……っ、ぁあッ、出るっ」 激しく揺さぶられ、先端を爪で引っ掻かれた瞬間、目の前がスパークして意識が飛びそうになった。 「ゃ、あッ! あぁ……ッ!!」 熱い飛沫が自分の腹の上に散り、同時に体内の和樹自身をきゅうぅと締め付けた。 「―――……ッ」 「あ……あ……」 和樹が低く掠れた声を洩らすと同時に、どくどくっと脈打つ彼のモノから放たれた欲望が体内に広がっていく。 「……っ、んんっ」 荒くなった呼吸を整えつつ、ベッドにぐったりと沈み込んで汗で張り付いた髪を掻き上げる。 「あー、やば、マッスーのナカ、気持ちよすぎ……」 「……バカ」 はぁっと大きく息を吐き出しながら呟いた和樹の言葉に、透の顔が羞恥に染まる。 「マッスーの身体も超エロいし、締め付けも最高で何回出しても全然おさまんねーんだけど」 そう言って腰を押し付けてくるものだから、再び硬度を取り戻しつつあるその存在を感じてしまい頬がカッと赤くなる。 「ちょ、なんでまた硬くなってんだよ!?」 「だってマッスーの身体が良すぎて……てへっ」 「てへ、じゃないっ! もう、無理だって……」 「大丈夫。次はゆっくりするから」 「そういう問題じゃ……んんっ」 再び律動を開始した和樹に唇を塞がれ、反論は呑み込まれる。 結局その後、二度ほど体位を変え激しく求められ、ようやく解放された頃には空が白み始めていた。

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