201 / 226
通じ合う思い 2
「っ、んっ……」
チュッチュッというリップ音が響くたび身体が熱くなる。服の上から胸の突起を弄ばれ、甘い痺れが全身を襲う。
「んっ、ふ……あっんん」
「マッスー、乳首弱いよね」
「んっ、うるさ……んんっ」
シャツ越しにカリっと噛まれて身体を大きく仰け反らせる。布地と擦れてジンジンと疼いていたそこを直接刺激され、快感が倍増していく。
執拗に攻め立てられてTシャツが捲り上げられ、露わになったそこは既にピンと立ち上がっていた。
「ほら、もうこんなになってる」
「っ、あ、……いうな……っ」
羞恥心から顔を逸らすと、それを咎めるように耳を甘噛みされた。そのまま舌を差し込まれてピチャリと濡れた音が直接鼓膜に響き渡る。
「ゃっ……ああ……っ」
耳を舐めながら尖りだした胸元を指で弄られ、ビクビクと身体が震える。
「マッスー、この4年間誰かに触らせたりした?」
「っ、んな事……するような相手なんているかよ」
「本当に?」
顔を覗きこまれ、思わず眉間に皺が寄る。自分はそんな節操のない男に見えるのか? 失礼にもほどがある。
「嘘吐いてどうするんだ。もう恋愛なんて懲り懲りなんだよ……。俺には向いてない」
ムッとして睨むように見上げると、和樹は何故か嬉しそうに口角を上げた。
「そっか……。でも、よかった。他の男に触らせてたら俺、嫉妬で優しく出来なかったかも……」
そのまま顔中にキスの雨を降らせて来る。
額に、瞼に、鼻先に、そして唇に。啄むようなキスがくすぐったくって、もっとして欲しくて。求めるように和樹の背中に腕を回し、自分から舌を差し出してみる。
すると和樹が驚いたように一瞬動きを止めたが、すぐに絡め取られて舌先を吸い上げられた。
ともだちにシェアしよう!