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第8話 ミニスカートを買ってもらう
ご主人様とは、その後も何度もデート、それにセックス。だいぶ慣れてきた。正常位で入れてもらったこともあるし、対面座位で密着して長々とディープキスをしながら唾液を交換したり。
ご主人様にお願いして、アナルビーズを奥深く肛門にいれもらった。ゆっくりと引き抜いてもらう。大小のビーズが肛門を抜けていくときの気持ちよさ。病みつきになりそう。おねだりして手動ポンプ式の浣腸器も買ってもらった。千五百円。事前にきれいにしておいた方がご主人様と過ごす時間が増えるからだ。
他にもアナルバイブをご主人様に入れて虐めてもらう。もちろん、僕からお願いした。いつも僕の方が積極的。ご主人様はいつもやさしく応じてくれる。やさしいご主人様。そして、恐る恐る頼んでみる。
「僕のクリトリスをなめてくれませんか、ご主人様」
クリトリスはないだろうと笑うご主人様。しかし、僕のペニスを口に咥えてくれた。やさしくなめまわしてくれた。最愛の人が僕のペニスを咥えてくれた。僕はすぐに射精した。気持ち良くて、もうこのまま死んでもいいと思った。おまけに僕の出した精液を飲んでくれた。嬉しくて、また、涙が出てきた。
ホテルを出て、並んで一緒に歩く。幸せな時間。けど、もっと近づきたいな。ホテルでは密着しているのに、外では手もつながない。男同士だからかな。けど、僕がスカートを履いたらどうかなあ。見た目は女の子になると思う。けど、僕にはスカートを買うお金がない。
ご主人様におねだりしてみた。一番安いのでいいからスカートを買ってほしい。出来ればミニスカート。ご主人様は笑って、しょうがないなと買ってもらうことになった。お店に行った。千円の黒いミニスカートを買ってもらう。黒いTシャツに合わせた。鏡でその姿を見る。黒い格好だけど、女の子だ。どこから見てもかわいい女の子が映っている。僕はかわいい男の娘。僕は有頂天になった。そして、女性用のショーツも買ってもらう。大きめのカバンを斜め掛けにして肩にかける。興奮してペニスが大きくなるとまずいので。周囲にバレちゃう。店を出て、ご主人様にお願いした。
「腕を組んでいいですか、ご主人様」
ご主人様は腕を組んでくれた。僕は大喜び。ご主人様の腕にひしっと抱き着いて歩く。最高に気分がいい。歩いていると、お店の窓ガラスに映る幸せそうなカップル。二枚目のご主人様と腕を組んでいるかわいい女の子。それが僕。はしゃいでしまう。嬉しくてご主人様の周りを走り回ってしまった。
そして、ご主人様のマンション前で別れる。悲しい。もっとずっと一緒にいたいのに。僕は落胆しつつ、近くの公園のトイレへ。さすがにミニスカート姿で家に帰るわけにはいかない。ズボンに履き替えて、帰宅。兄に聞かれた。
「勉強の方は、はかどっているか」
うんと答えたけど、どこか罪悪感。本当に勉強も教えてもらおうかなあ。けど、ご主人様は高校三年生。受験勉強もしなくてはいけない。それを邪魔するのはまずいなあ。ちょっとメールでご主人様に相談した。
「まことが勉強したいなら手伝ってもいいよ」
僕はまた嬉しくなった。やはりやさしいご主人様。翌日、ご主人様のマンション前。ご主人様が学校から帰ってきた。ご主人様のマンションの部屋に入る。ご主人様の家は共働き。兄弟姉妹はいない。けど、今日はお母さんは、仕事は休みのようで家に居た。ぼくはちょっと緊張した。
部屋で中学一年生のいろんな科目の基本的なことから勉強。やさしく教えてくれるご主人様。ああ、けど隣にご主人様がいるので、なかなか頭に入らないな。キスしてほしい。抱きしめてほしい。セックスしてほしい。ご主人様のきれいな顔を見ているとそんなことばかり考えてしまう。そこへご主人様のお母さんがお菓子を持ってきてくれる。僕は自分の妄想を気づかれたんじゃないかとドキドキしてしまう。
「この子は友人の弟なんだけど登校拒否しているんで、勉強を教えてやっているんだ」
ご主人様はお母さんに言った。お母さんは微笑んで頑張ってねと言われた。なんだか、また罪悪感。頭の中ではご主人様とセックスをしていることばかり考えている、はっきり言って変態の男の娘なのに。そして、実際にお母さんが出ていくと、思わずご主人様にキスした。
「おいおい、ちゃんと勉強に集中しなきゃダメだよ」
ご主人様に怒られた。けど、にこにこと笑っている。本当に怒っているわけではないようだ。二時間ほどで勉強も終了。ちょっとご主人様の机の周りをみたら写真があった。集合写真。しかし、ご主人様の隣にいる女性。この前見た、ボーイッシュな女の子だ。僕はまた嫉妬の炎がくすぶりはじめる。
「これはクラブ活動の写真だよ。ただ、俺はもう活動してないけどね」
この女の子とは何の関係もないよって言ってたなあ。けど、気になる。
「本当に何の関係もないんですか、ご主人様」
何もないよと笑うご主人様。
「浮気しないで、僕だけを愛して」
ご主人様はまことだけを愛するよと言ってくれた。僕って独占欲が強いのかなあ。そして、家に帰ってすることと言えば、やっぱりオナニー。もう、頭の中ではご主人様に好きなようにされる僕がいる。いろんな恥ずかしい目にあわされる。鏡の中ではミニスカートをはいた女の子が犯されている。ああ、犯してほしい。犯してほしいって言っても本当は愛してほしいんだけどね。そして、抱きしめてほしい。ああ、ご主人様、心の底から愛してる。
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