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ー鼓動ー128

「え? ぁ……ぅ、ぅん……」  そう最後の方は小さな声で答える。 「ほな、そうするな」  と満面な笑顔を俺に向ける雄介。  ……やっぱ、俺……この雄介の笑顔には弱いわぁ。  そして雄介はそのローションを指先へと付けると俺の背中の方へと持っていって俺の蕾を見つけると先ずはそこを擦ってくるのだ。 「ん……!」  久しぶりにこういう事をする俺の体。  だけど自然と雄介の肩へと腕を回しそこで顔を伏せていた。 「あ、ゴメン……雄介……眼鏡……」 「……へ?」 「あ、だから、眼鏡してるから……その……顔を雄介の体に預けると当たってるのかな? って思って……」 「え? あ、そないな事か……気にすんなや」 「縁とか当たってたら、跡付くかな? って思ってさ」 「んー……」  そう雄介は少し考えると、 「ええって、ええって、ホンマ気にする事やないって、それに、暫く残ったら、今日あった事、思い出せるやろ?」  笑顔で言う雄介に嘘偽りは無さそうだった。 「じゃあ……」 「そのままでええって」 「え? あ、うん……」  そして俺はもう一度顔を雄介の体へと預ける。  一回今の話で俺の後ろの蕾から離れていた雄介の指だかを再び俺の後ろの蕾へと戻ってくるのだ。  久しぶりだからなのか雄介の指の動きはゆっくりで優しかった。  暫く俺の後ろの蕾を擦っていた雄介の指だったのだけど、その指がゆっくりと俺の後ろの蕾へと入ってくる。 「ふぅんん!!」  本当に久しぶりにそこに何かが入ってくる感覚に呼吸を詰まらせ力が入ってしまっている俺。

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