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ー鼓動ー147

 俺は雄介のモノから口を離して雄介にお尻を向けたまま肘をベッドの上に乗せている状態へとなってしまう。  気付くと部屋内には玩具の振動音が鳴り響いていた。  その音だってもう聞き慣れた音だ。  俺の中に入っている玩具。  それが振動を響かせ体を快感へと導いていく。 「ぁ……やぁん! ぁああ!」  俺は顔を伏せてまで今はその快感に耐えるしかなかった。  そして雄介はその玩具の出し入れを始める。 「ぁ……いやぁ……ちょ……ぁあああ!」  その快感から逃げたいと思うのだけど足はしっかりと雄介の太い腕によって掴まれているのだから逃げる事さえ出来ない状況だった。  体がビクリと跳ねたのが分かった。 「そこっ! グッ! んん! ダメぇ!!」 「望にとってここが一番気持ちええ所なんやろ?」  ……まぁ、そうだけどっ! 「ぁ……ぁあああ! ちょ、雄介! そこばっかっ!!」 「当たり前やん……だって、ここが一番気持ちええ所やろ?」 「だからって……ぁあん! そこばっかは……」  その玩具だけで俺のモノは確実に大きくなってきて波打ち始める。  今はそこに血液が集中してきているという事だろう。  そうだ、もう体は知っている。 こういう事をすると気持ちいいって事を……。  もう何回も雄介とは体を重ねてきているのだから、体が知らない筈がない。  ……もう、そろそろ、俺の方がヤバいかも!?  と思っていると急に体の中で振動していた玩具が止まってしまった? 雄介が止めてしまったのか玩具の振動は気付くと止まっていた。 「……へ? 何?」  俺は何が起きたのか分からなくて雄介の方へと顔を向けるのだ。  ある意味、もう少しでイける所だったのに本当に急に止められて体は中途半端な状態でもある。  その俺に気付いたのか雄介は俺に向かって、 「んー、ちょっとな、たまには変わった事してみたいと思ってな。 それに、今の望やったらそういう事しても許してくれそうやし、それに、いっつも同しやと飽きられても困るしな」 「……え!?」  ……って一体、どういう事なんだろうか?

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