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ー鼓動ー160
確かに雄介の言う通りだ。 雄介のモノは大分俺の中に入ってきているような気がする。 そしてもうすぐで俺が一番気持ちいい所へと辿り着くだろう。
と思った瞬間雄介のモノが俺の一番気持ちいい所へと到達したようだ。
「ん! ココで良かったんか?」
「んっ! そうっ!!」
俺はもっと雄介のことを抱きしめる。 いや、さっきまでは雄介の肩に手を置いているだけだったのだけど今は首へと腕を回してる状態だ。
「ほなら……久しぶりやし……ゆっくり突いていくなぁ」
「ぁ……ぅん……っ!」
そして少し腰を引いた雄介は軽く俺の一番気持ちいい所を突いてくる。
「ぁ……んん!」
俺はそんなに声を出す方ではないのだが気持ちいいのは確かだ。
そして雄介は俺の腰を持って、ゆっくりと腰を動かし始める。
本当に雄介の揺れは心地いいというのであろうか? ってか慣れてる感じもする。
そりゃ、長年俺とやってきてるのだから慣れているといえば慣れているのかもしれないのだけど。
「ん……ぁ……んんっ! ぁあ……!!」
……久しぶりだからなのか本当に今日は優しく突かれるだけでもヤバい……っ!
これだけ雄介にしがみついていても気持ちいいって事からは逃れられないようだ。
それならもう素直に気持ち良くなって声を上げた方がいいのではないかと思うのだけど、そこはプライドみたいなのがあるからなのか俺は口を閉じてしまう。
でも気持ちいいのは確かな事だ。
そんな俺でも雄介は何も言って来ない。
きっとSな人ならここは『もっと声出して……』って事を言ってくるのかもしれないんだけど……。 雄介はこいう事をしてる時には一切俺には口を出して来なかった。
きっと雄介はもう俺の事をちゃんと分かってくれているからであろう。
もう何回、何十回と雄介とは体を重ねてきている。 だから、お互いの事は知っているという事だ。
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