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ー鼓動ー168
「そうそう! 逆にガリガリだと病気にも見えるしさ、やっぱ、女性は普通位がちょうどいいと思うんだよな。 いや女性に限らず男性でもやっぱ痩せてるってだけじゃ魅力は感じないだろ?」
「ぅん……まぁ……そうなんかな? せやけど、望は違うで、望はどっちかって言ったら普通体型やろ? まぁ、身長は気持ちばかりあるんと違う? 男性の成人男性の平均身長っていうのは百七十センチやったかな? 望は百七十五センチ位あんねんやろ?」
「まぁ、確かに身長はある方なのかな? でも雄介に比べたらない方なのかな?」
「日本人で身長があると色々な所にぶつかってしまうっていうリスクがあんやで……」
「あ……まぁ確かにそうなのかもしれねぇな。 建築物とかって日本人の平均身長とかに合わせているみたいだから、ドアなんかそう高くは出来てないからな」
「せやから、電車のドアとか気をつけなぁしょっちゅうタンコブになるしなぁ」
「そっか……背が高すぎるってのも問題あるんだな」
「そういうこっちゃ。 って話してる場合じゃないで……早よ……メニュー頼まないと俺の腹がお腹空いたーって言うとるわぁ」
「あ、そうだったな」
俺はそんなに食欲には欲というものがないから雄介みたいに朝からがっつりタイプではない。 だから軽い物を頼んでおく。
「そういやさ、雄介って何かバイトとかってした事あるのか?」
「あー、せやね……高校の時にちょっとした事があったかな? 消防の学校に行きたかったし、いや、親に頼めば全然学校に行けてたんやけど、やっぱ、自分が稼いだお金で学校に行きたかったしな、まぁ、短時間やったけどバイトはしておったなぁ」
「へぇー、そうだったんだー! 俺はした事がないかな? で、何をしてたんだ?」
「まぁ、コンビニでかな? コンビニでやったら高校生からでも働けるし土日は昼間入れたしな」
「雄介だったら何をやっても似合いそうだよな」
「……で、望はそういう事した事はあるんか?」
「いや……流石に俺はバイトはした事はないな。 だって、学校のお金は全部親が出してくれたし、今まで勉強一筋だったからさ、正確に言えばバイトしてる暇はなかったっていうのかな?」
「あ、そうかぁ、バイトしないで人生送る人も中には居るやなぁー……」
「まぁな……だから、バイト事情っていうのはよく分からないっていうのかな?」
「ま、別にええと違う? もう俺らにはバイトって関係ない事やしな」
「まぁ……確かにここまで大人になってしまうとバイトっていうのは関係なくなるしな」
「まぁ、そういうこっちゃな」
そう話が止まった所で俺達が頼んだ物が運ばれて来る。
俺はサンドイッチにしといたのだけど本当に雄介は朝からスパゲティ大盛りサラダのセットメニューだった。
見てるこっちがお腹いっぱいになりそうな量だ。
「それで、今日はどうするんだよ」
「ん? 忘れておったわぁ……ほな、どうしよ」
「一週間って俺達からしてみたら短いようで長いのかもな……でも、まぁ、明日でよいやく半分って感じだしな」
「ん? まぁ……そうやなぁ」
「もう二日終わってしまったと感じるか? まだ、二日しか終わってないと感じるか? それだけでも何か人によって違うらしいよな? 雄介ならどっちだと思う?」
「それやったら、まだ、五日もあるやな!」
「そういう考え方の方がいいらしいぜ」
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