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ー鼓動ー212
俺が頷くと雄介は俺の双丘をズボンの上から撫でてくる。
「ふぅ……ん!」
……今はそれだけでもヤバイのに!!
俺は雄介の胸の中で頭を丸めとりあえず耐えている状態だった。
すると雄介の手が俺のズボンと下着の中に入ってきて、
「ちょ、え? もう……っ!! そこっ!?」
直に俺の双丘を撫でてくる雄介。
そして俺の後ろの蕾を見つけると、きっと雄介の中指であろう指が入ってきたような気がした。
「え? あ、ちょ……っ!! 待ってっ!! 痛っ……!!」
「……へ!?」
その俺の反応に雄介は目を丸くして俺の事を見ていたのかもしれない。
「なぁ、もしかして……ローション入れておらんかった?」
「へ? ろ、ローション!?」
俺は雄介の顔を見上げる。
「その反応はローション使ってなかったやろ?」
「え? あ、ぅん……そうだけど……」
「ココに指を入れる時はローション使わなきゃアカンのやで」
その雄介の言葉に俺は目をパチクリとさせながら見つめてくる。
「せやから、痛かったんやろな」
……そうだったのか。
そうやっと今自分でやっていて痛かった理由が分かったような気がする。
「望ってココは一人でヤった事なかったんやっけ?」
そう言いながらベッドを降りて行く雄介。
「え? あ、ないかな?」
「まぁ、確かにそうなのかもしれへんな。 だって、男性同士でやり始めたのも俺が初めてやったし、それまではココに指自分で入れてヤってたっていうのも聞いた事あらへんし、俺がいない時に一人でヤったっていうのも聞いた事なかったしな……そりゃ、ローションを使うの知らなくて当たり前やったか」
そう言いながら棚にあるローションを持ってくる雄介。
そしてベッドの上に上がってくると、
「これ、使わないとアカンのやで、男性っていうのはこういう事する時に女性のように分泌液が出てくる訳がないからなぁ……こういう人工で作った液体を使っていかないとアカンのやって。 ほな、今日はこういう時の為に自分でヤってみるか?」
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