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ー鼓動ー231

 やっぱ俺って口では素直になれないけど、体では素直になれるって事なのかな。 「あ……失敗したわぁー、望が動いてくれるんやったら、望に今俺のモノを舐めてもらってる間に望の中慣らしておくんやったわぁ……俺達って今までそないな事やった事なかったやろ?」 「ゆ、雄介がそう言うんだったらそうなんじゃねぇのか?」 「あー、もう! ええわぁ……ま、兎に角、今度は俺が望ん事気持ち良くさせてやる番な」  そう言う雄介は楽しそうだった。  ……やっぱ、雄介がそういう方がいいのかな? 「ほんで、最後は望に今日は俺の上に乗ってもらって動いてもらうでええか?」 「……へ? 雄介の上に乗っかって俺が動く!? ってどういう事だ?」 「まぁ、望が知らんのも無理ないわぁ……だってな……今まで俺達そないな事やった事なかったしなー。 それに今日は望が動いてくれるっちゅうんやったら、ほな、その体位で楽しみたいやんか。 ま、まぁ……それは後で教えてあげるし……今は望が気持ちよーくなる番やで……まぁ、さっきのお返しみたいなもんや」 「そっか……」  と俺は答えておく。 「今日の望はホンマにやる気満々やったみたいやな……だってな、ココ……むっちゃ勃っておるし、ビンビンっていうんか? これ以上もう勃てませんって位にココ勃ってんで……」  俺が今日はやる気スイッチが入ってるせいか、今日の雄介はいつも以上に言葉を発してるのかもしれない。  確かに雄介の言う通りだ。 本当にもう今日の俺は自分から動いてるし、胸もモノの方も限界っていう位に勃っている。 「一回イっておいた方が楽なんと違うか?」  そう言って雄介は俺のモノの先端部分を指先でグリグリとし始めた。 「ちょ、ぁ……もう……それっ! いやぁ……!!」  俺は頭を振る。  本当に限界なのにモノをそんな風にやられたら本当に本当に危ない。 「ほらな……透明な液体だって溢れ出てきとるし……」  いつもの雄介だったらそんな事言わないだろう。  何で今日の雄介はそういう事を言うのかが俺には分からなかった。  そして、その透明な液体を指先で掬い取って舐めて見せる雄介。 「あ……」 「何!?」  その瞬間俺の顔は真っ赤になっていたのかもしれない。 「やめ……」 「止めろ」と言葉にして繋ぎたかったのだけど、やっぱ辞めておいた。 今日は俺から仕掛けたのだからここで喧嘩などして止める訳にはいかないからだ。 それに今日は俺が動くと決めているのだから今日はこのまま続けたいからと思ったからなのかもしれない。

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