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ー鼓動ー246
俺はひと息吐くと今日はこのままさっきの勢いのままで行ったらいいのでは!? と思ってしまっている俺。
そうだ……今日はこういう行為に関して楽しんだらいいのではないだろうか。
「雄介……なら……やってもいいぜ……」
と答える俺。
だが雄介の方はまだ不満そうだった。
「んー、望が乗る気やなさそうやから、今度っていうかコレ和也達に上げる予定やったし……コレは和也達に上げて俺達は普通にやろうか?」
と言ってしまっている。 完全に俺の言葉無視状態というのか完全に俺の言葉が雄介に伝わっていなかったのかもしれない。
俺は雄介から一旦視線を離すと、ひと息吐き、
「だから、今日は俺がそれを使ってみたい気分なのっ!!」
と今度は強く言ってみる。
その答えに目を丸くしている雄介。
……流石に気付いてくれたか?
暫く二人の間に沈黙が流れた後。
雄介は笑顔で、
「そこまで望が言うねんやったら、コレ使ってみようか? となると、俺、暇になんねんけど……? あ! そうや! 動画撮ってたらええねんな!?」
と思い出したかのように雄介はさっき撮っていた携帯を取りに行く。
すると、
「な、望!! コレずっと撮りっぱなしになっておったわぁ……流石に画面はベッドの上に置いておったから真っ暗な状態なのかもしれへんけど……まぁ、俺達の声位はずっと入ってたみたいやで……まぁ、多分やけどな……ほなら、このままずっと今日は動画撮っておこうか?」
そう俺に言っているのか、それとも半分は独り言なのか雄介はそんな事を言っていた。
……ま、たまには俺が動いていくのもいいか。 ま、たまにはな……。 たまには俺が頑張ってる姿と雄介の事が好きだって事を伝えるにはいいのかもしれないよな。
今日の俺はもう心の何処かでこういう事に関して吹っ切ってるのかもしれない。
今日はこういう行為をとことん楽しもうとしているのであろう。
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