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ー鼓動ー258
「ふぅ……ん!!」
と急に雄介の動きが止まった。
それと同時に中がじわりと温かくなってくる。
俺の方も限界だったからか、先端部分からは白い液体が溢れて出ていた。
それと同時に体から力が抜けていったのも分かった。
それに気付いた雄介は俺の体を抱き締めるように包んでいたらしい。 だから俺の体は倒れずに済んだという所だろう。
「ゴメンな……今日は無理させてもうたみたいで……」
と相変わらず俺の体を気使うように言う雄介。
「え? あー! だ、大丈夫だからっ!! 寧ろ、今日は俺の方が……。 あ、うん……それに……雄介は体調崩してたのにさ……俺だけが……その……」
まだ俺の頭は働いていないのか、俺でさえも何を言ってるのかさえ分からない状態な俺。
「あ、確かに最初はそうやったな。 せやけど……俺やってやってもうてたんやし……そこは関係ないやろ?」
その雄介の言葉に何だかホッとする。
……うん。 いつもの雄介に戻ってるのかな?
やってる最中はいつもと違う感じがしていたのだけど今は元の雄介だ。
「ホント、今日の事は気にするな」
そう言って俺の方も雄介の体を抱きしめ返す。
「あのな……それ……めっちゃ嬉しいねんけど……この状態やと望が退いてくれへんと……その……俺の望の中から抜けへんねんで?」
「へ? あ、あー!!」
そういう事を言われて、まだ雄介のモノが俺の中に入っている事に気付く。
そして、そういうことに関して冷めてしまっている俺は一気に体を熱くするのだ。
と言っても恥ずかしい方にだったのかもしれない。
「あ、え?」
と若干パニックを起こしている俺に雄介は俺の体を少し抱き上げて俺の中から雄介のモノを抜いていた。
「これで、大丈夫ねんやろ? つーか、抜けたやろ?」
「あ、うん……」
抜けた事が分かっても未だに恥ずかしい。
「ま、望抜いていないのを分からない位、俺達は回数こなしておるって事なんやろな? 望ん中っていうのは俺のモノの形になってるのかもしれへんで……」
と俺の体を更に熱くするような事を言っている雄介。
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